本業の収入だけでは生活が苦しい、副業で収入を増やしたい、でも時間がない…
そんな悩みを抱える会社員の皆さんは多いのではないでしょうか。
今回ご提案するのは「サラリーマン流の暗号資産投資」です。
通勤時間を有効活用した、Move to Earnとインカムゲイン(レンディング・ステーキング)の二刀流で、投資に時間をかけずに利益を上げる方法。
会社員との両立が可能で、小さな利益を積み重ねていくこの手法を、私の実体験に基づいて記載いたしますので、ぜひご一読ください。
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なぜ会社員とって暗号資産投資が必要なのか?
「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」 引用:石川啄木 / 一握の砂
国語の教科書にも出てくる労働者の悲哀を現した名歌です。学生時代に読んだ時には全く心に響かなかったのですが、社会に出て労働階級となるとぐさりぐさりと刺さるようになりました。
もちろん会社員・労働者であるからこそ恵まれている部分も数多くあります。
しかし2022年頃よりじわじわはじまり、2024年から本格化した円安傾向により、インフレに対して賃金上昇が追い付いていないのが実情です。
関連記事、円安時代に備える投資戦略
「はたらけど はたらけど猶(なお)」
そもそも日本は賃金が上がりにくい国です。それにもかかわらず、支払うべきお金の負担は大きくなってきています。
社会保険料(人口構成上、毎年上がり続けざるを得ない)、
消費税(財政健全化の名目で引き上げが続く)
ガソリン・生活必需品(円安傾向+原料自体の値上げは輸入国日本にとって
年間1回の基本給改定による賃金上昇よりも、毎月の物価上昇のペースや毎年の社会保険料などの増額の負担が大きいからです。
「わが生活 楽にならざり」
実質賃金の低下です。何も対策を打たなければ、毎月、毎年、購買力が低下して、貧しくなっていってしまうのです。
それは政府も認めているところです。ですから、副業・投資を奨励し始め、「国民に会社員としての収入以外を増やしなさいよ」と警告しているわけです。
「会社員として真面目に仕事をしていれば、生活はよりよくなって、結婚して楽しい家庭を築いて、マイホームを購入できて、毎年旅行に行ける!」という時代は、すでに過去のものとなってしまいました。
そんな危機感が日本中に蔓延した結果、副業や投資に関するビジネス書やYOUTUBERが台頭しました。私もその一人です。
今や副業は多くの人が検討、もしくは実施するほど市民権を得るようになり、副業を許可する会社も増えています。
なお、副業といっても大きく3つの種類があり、長所と短所もそれぞれです。
形 | 主な内容 | 必要
労力 |
長所 | 短所 |
労働型 | Uber Eats・コンビニバイト | 大 | ・収入に直結する
・時給のため収益の目途が立つ |
・時間の切り売りとなるため、収入が増えない
・本業の会社+副業分の社会保険料を支払うため、社会保険料の負担が増加してしまう |
ストック型 | ブログ・SNS・YOUTUBE | 様々 | ・軌道に乗れば収益はだるま式に増えていく
・雑所得となる場合は、社会保険料が増えない |
・始めた当初は収入がなく、即効性がない
・ライバルが増えた |
投資 | 株式、不動産、貴金属、暗号資産 | 小 | ・「短期トレードにおいては」大きな利益が狙える | 元手(100-300万円以上)が必要。 |
ここで、私が推奨する副業の順番を紹介します。
優先順位: 投資 > ストック型 > 労働型
私のイメージする投資は、短期トレードによるキャピタル(値上がり益)ではありません。
投資時間収益率を意識して、投資にかける時間を減らしつつある程度の収益を狙ったり、米国株インデックスの自動積立設定をすることなどを推奨しています。
詳細記事は以下です。
今回は、投資時間収益率に関わる追加投資手法として、「暗号資産投資による金利・利回りを中心とした収益」を紹介することになりました。
この記事では、暗号資産での稼ぎ方を中心にお伝えし、下落相場でも比較的安定して利益を生み出す手法を紹介いたします。
会社員の強みと弱みを分析
まずは会社員の特徴を簡単に分析してみましょう。
<弱み>
「会社員である以上、週5日は会社での勤務に時間を使わざるを得ない」
ここが大きな弱みです。
時間的制約がある以上、細かなチャート分析などに時間を割く余力はあまりありません。
SNSで有名なインフルエンサーさんたちのように、詳細なチャート分析を行って、売買の最適なタイミングを計ることに時間をかけることは難しいです。
しかしだからといって、あきらめるのは早いのではないでしょうか。

©安西先生 / スラムダンク / 集英社
会社員には会社員ならではの強みがあります。
<強み>
「毎月、継続的収入があるため、資金の追加投入が可能」
ここが大きな強みです。極論を言えば、どれだけ投資で損失を出しても、会社員をやめない限り資金は入ってくるのです。
そのため、多少買い場を間違えてしまって、高値掴みをしてしまったとしても、致命的な敗北になる可能性は低いです。
それよりも恐れるべきことは、「チャート確認や売買で貴重な時間を費やしすぎてしまう」ことです。
チャートをいくら確認しても、売買の回数を増やしても、利益が出る可能性は変わりません。ですが時間という資産は必ず消費します。
会社員とトレーダーの二足の草鞋を履く場合、間違いなく会社印としてのパフォーマンスは落ちます。
会社員の方が、どれだけ専業トレーダーの方のSNS(X・YOUTUBE)で勉強したとしても、出せる結果には限界があるのではないでしょうか。
実際、かつての私は専業トレーダーさんの情報取集や書籍で短期売買を学んでいましたが、会社員との両立に限界を感じました。
そのため、たどり着いたのが、「投資時間収益率」を上げるための戦略です。
参考:その限られた時間(戦力)で戦うためには、選択と集中が必要。
アメリカの経営学者・マイケル・ポーターは、競争優位の戦略の基本として、「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」 関連書籍:〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略 単行本 – 2012/9/21 ジョアン・マグレッタ (著), マイケル・ポーター(協力) (その他), 櫻井 祐子 (翻訳)
会社員が行うべきはスキマ時間の活用
会社員が行うべき投資戦略は、
「頻繁に作業する必要がない」かつ「本業に支障が出ない」程度に負担が軽いものである必要があると考えました。
そのため私が推奨する投資戦略には、チャートを分析したり、頻繁に売買するものはありません。会社員として発生せざるを得ない移動時間などのスキマ時間と、かつ継続的に入ってくる安定収入を活用します。
もちろん投資である以上、リスクはありますが、短期トレードよりはリスクは少ないと感じています。
なお、この戦略では短期間(1カ月や数カ月)では結果は出ないことが多いです。
長期(3~10年)の目線での運用を心がけています。
項目 | メリット | デメリット |
Move to Earn | 通勤という移動のついでに稼ぐ | 収益は少ない |
レンディング | 比較的利率が高い | 分別管理の対象外(補償ないことも) 期間満了まで売買、送金不能 |
ステーキング | 分別管理の対象(補償あり) いつでも売買送金可 逆指値注文も可能 |
取扱いの銘柄がPoS系などに限られる |
〇現物投資:定期的に相場を見て、指値注文は良い。ただし成行での短期売買を始めるときりがない。
△Play to Earn:楽しむことではなく稼ぐことが目的になってしまうと、労働と同様になってしまう。
×FX・スキャルピング:短期売買は専業でないと勝ち続けることは難しい
ステーキングとレンディングの違いはこちらの記事で解説しています。
それではここから、さきほど紹介した3つを順番に紹介していきます。
Move to Earn (STEPN等)を利用して移動時間で稼ぐ
Move to Earn(M2E)とはなんでしょうか。
NFTやブロックチェーンの技術を使って「動いて稼ぐ」ことができるゲームやプロジェクトのことです。
専用のアプリをスマートフォンにダウンロードし、GPS機能を用いて歩いた距離や時間に応じて暗号資産(仮想通貨)が得られる仕組みを採用しています。
特に歩き始める前と後のアプリの起動以外には操作を行う必要はなく、移動していれば自動的に暗号資産が獲得できるというとても簡単なゲームが多いです。
Move to Earnの最大の魅力はついでに稼げること
なんといっても、日常的に行う「歩く」「走る」という行動からお金を稼げることでしょう。
会社員の弱みをお伝えした通り、なんといっても本業に費やす時間が多いため、余暇時間が多くありません。
そのため副業用に新たに時間を捻出するよりも、普段の会社員生活の中で必ず行う行動や費やす時間を活用して稼ぐことができることが一番なのです。
Move to Earnゲームを会社員の方にお勧めする理由は、会社員として必須の通勤時間・移動のついでに稼ぐことができるからです。
「どうせ仕事に行くときに往復20分歩く。その間にゲームを起動しておいて小遣いを稼ぐか!」という感覚です。
Move=生活必需を活かしてしまおうということですね。また、昼休みにランチに行く際などにも、ゲームを起動することでお金を稼ぐことができます。
会社員として働いているがゆえに生じる移動やスキマ時間をM2Eによって有効活用することができるのです。
ここで重要なマインドがあります。
それは、あくまで本業は会社員であり、その”ついで”に稼いでいる、という意識です。
この”ついで”という意識は精神的な安定につながります。M2Eの仕組みは新規参入者の継続的な参加がないと、収益が増えづらいシステムです。ポンジスキームという批判もありますが、これはエコシステムの継続上、いたしかたのないことです。
特に最盛期のバブル期(22年3~5月前後)に比べると、獲得できる利益も大きく減ってしまいました。
そのためMove to Earnゲームの収益に期待しすぎるのではなく、あくまでついでというメンタルがあることでストレスなく、楽しくゲームを続けることができるのです。
※Move to Earnゲームは増やしすぎない方が良い理由
なお、M2Eで稼ぐ際には一つ注意点があります。それは選択と集中を徹底すべき、つまり、遊ぶゲームの数を増やしすぎないことです。
2022年春頃より、Move to Earn戦国時代が始まりました。
STEPN(ステップン)のブームを皮切りに、Calo Run(カロラン)やRunBlox(ランブロックス)など様々なゲームが登場しました。他にも営業職などで車移動が多い方向けのDriveZや、自転車で移動する人向けのCycGoなど様々なゲームが登場します。
2024年には歩いて稼ぐSTEPNの派生ゲーム、STEPN GOや、写真を撮って稼ぐSNIPITなどが登場しました。
どのゲームにも様々な特徴や面白さがあるため、数多くのゲームを試すのも良いかもしれません。しかし「会社員としてついでに稼ぐ」ことを考えるならば、なるべく遊ぶゲームは絞ることを推奨いたします。
その理由は、判断の数を減らし、注意資源を温存するためです。
Move to Earnゲームに関する数多の情報を追い続け、あらゆるゲームを試してどれが稼げるかを実証していく作業には膨大な労力と時間がかかります。労力を使うほど、疲労がたまり、本業に支障が出る可能性が高まります。
そう考えると数多のゲームを追い求めることは長期的にみるとリスクが高いと私は考えました。
関西弁でM2Eゲームを絞るべき理由を述べると以下になります。
「わかるねんって!STEPNだけじゃなくて、たくさんのM2Eやったほうが儲かるチャンスは多いと思う!俺だって、どっちかといえばたくさんのゲームをやりたいよ!けどよ、キャパシティーってのがあるんよ?
それでなくとも、会社員である以上、使える時間が少ない。
遊ぶゲームを増やすほど、やることが増えてそれが負担になるんよ。
日常生活に支障が出ない、負担のギリギリのラインがSTEPN、ステラウォーク、Sweatcoin、BitWalkせいぜいこの4つくらいや!」
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Move to Earnゲームのお勧めタイトルと収益は?
私が行っているMove to Earnゲームは、
STEPN・ステラウォーク・Sweatcoin・BitWalk・Nodlecashの5つです。
日本円に 換金できる 暗号資産 |
このゲームをプレイする理由 | 24年7月時点の 推定月収 |
|
STEPN | SOL(ソラナ) BNB(バイナンスコイン) ETH() |
M2Eの先駆者でシェアNo1のゲーム | 約500円~2万円 |
ステラウォーク | XLM(ステラルーメン) | 起動は1日1回、30秒で作業が終わる | 約10-100円 |
Sweatcoin | bitgetで換金可能 | 初期投資不要も稼ぎが少ない。ブースト機能必要 | – |
BitWalk,XRPWalk | BTC・XRPとして出金可能 | 初期投資不要。毎日ログインしてタップする必要あり。広告を見るかどうかで収入変わる | 月10~100円 |
2024年7月時点で、私はこれらのゲームを利用して月換算 約1万円の収入があります。
STEPNは2022年5月には月10万円以上の利益を獲得できていましたが、6月のバブル崩壊によって収益は激減してしまいました。
個人的にはBitWalkとXRPWalkが使いやすいと感じております。ご登録はQRコードより。


この収益を見た方は、
「え!?獲得できる報酬、少なすぎない!!」とがっかりするかもしれません。
はい、そうなんです…!
M2Eゲームの収益は少なく決してこれだけで生活できるようなものではありません。
しかし、そもそも移動するという日常生活をしているだけでついでにもらえるという風に考えることでたとえ月1000円、数千円であっても十分お小遣いとしては嬉しいものではないでしょうか。
もちろん、私自身はM2Eの収益には満足しておりません。
そのため今から説明するレンディングやステーキングの収益を大事にしています。
ステーキングとレンディング
ステーキングとレンディングについては下記記事で紹介していますので、ここでは簡単に記載いたします。
金利≒利息をもらうという意味では同じですが少し異なります。
レンディング:暗号資産を事業者に預けて金利として暗号資産を得る
ステーキング:暗号資産をブロックチェーン上に預け入れて報酬として暗号資産を得る
項目 | ステーキング | レンディング (貸暗号資産) |
仕組み | 保有の仮想通貨をブロックチェーンネットワークに保管し、報酬を受け取る | 事業者に貸出を行い、期間満了後に利息を受け取る ※銀行預金に類似 |
預け入れ先 | 自身が保有するウォレット、ステーキングを行っている取引所 | レンディング事業者、取引所、DeFi商品 |
申込 | 〇申込みは不要 ※ONにする必要あり |
△申込が必要 |
流動性 | 〇いつでも売買送金可 逆指値注文も可能 |
×期間満了まで 売買、送金不能 |
補償 | 〇分別管理の対象 | ×分別管理の対象外 事業者破綻リスクあり |
利率 | △変動制 | 〇期間内は固定。期間に応じ報酬年率増加 |
対応銘柄 | △銘柄が限られる (主にPoS) |
〇ステーキングより多い。PoW銘柄も対象 |
ステーキングでインカムゲイン・複利収入を狙う
ステーキングとは、特定の暗号資産をウォレットに入れ、ブロックチェーンのオペレーションに参加することで報酬を得る仕組みです。
金融庁が認可している日本の暗号資産取引所では、取引所に対象の暗号資産を保有しているだけで、ステーキング報酬として預け入れている暗号資産を受け取ることができます。
具体的な利率は、通常3-10%ほどです。(銘柄ごとに異なります)
銀行の利率と比べていかがでしょうか?魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。
ステーキングの対象銘柄も多岐にわたり、特にイーサリアムやソラナなどの時価総額が大きいものが人気です。
ステーキングとレンディングの違いについても簡単に触れておきます。
まず、申込みは不要です。ステーキングはステーキング機能を「ON」にすれば、保有しているだけでステーキング報酬がもらえます。
また、いつでも売買や送金が可能で、逆指値注文も行えます。
さらに、暗号資産交換業者にとって、分別管理の対象となっているため、万が一のハッキング被害や事業者の破綻にも安心して取引ができます。
ステーキングでは、追加でもらえた暗号資産に対しても利率が発生するため、複利で暗号資産を増やすことができます。
ステーキングは日本国内の暗号資産取引所では、GMOコインやBITPOINTなどでステーキングが可能です。
レンディングでインカムゲイン・複利収入を狙う
続いてレンディングについて紹介します。
レンディングは簡単に例えると、銀行の定期預金の暗号資産版です。
定期預金:期日まで資産を引き出せない代わりに、普通預金よりも高い金利が設定されている預金のこと
銀行預金においては、銀行に日本円を預けることで、日本円の元本と利息が返ってきます。
レンディングにおいては暗号資産を事業者に預けることで、暗号資産の元本と利息が返ってきます。
レンディングサービスの図解(Bit Lendingのサービスサイトより引用)

参考資料:BitLending
レンディングサービスにおいては、利用者と事業者の間で消費貸借契約を締結し、利用者が保有する暗号資産を事業者に貸し出し、契約期間終了時に貸し出した暗号資産の返還を受けるとともに、一定の利率に基づいた貸借料を受け取るサービスです。
預ける対象の暗号資産は、主にビットコイン BTC や イーサリアム ETHなどの時価総額の大きい通貨や、米ドルと1対1で連動することが多いステーブルコインです。
たとえば、1 BTCを預けた場合、指定された期間を経過したのちに、元本の1BTCに加えて、約1~5%の利息のBTCが返ってくきます。
重要な点は、「日本円ベースの金額ではなく、預けた元本 (1BTC 1ETHなど)が返却される」ということです。
各種銀行の年利率が0.002%前後と圧倒的に低い中、暗号資産投資家の中でレンディングの人気が高まっています。
<レンディングのメリット>
ここからはレンディングのメリットをご紹介します。
・預けた後は返却手続き以外、何もしなくていい。
レンディングは銀行預金に類似した仕組みのため、預け入れた後は特に何もすることがないのが特徴です。会社員として働いている以上、細かな売買に時間を割くことは難しいです。そのため、レンディングによって暗号資産を預けることで、時間を使わずに運用することが可能です。
・銀行に比べて年利が高い
取引所は1~5%、レンディング特化サービスは8%前後の利息が設定されています。
・米ドルと連動したUSDC・USDTといったステーブルコインも預けることが可能
レンディングにおいてはBTCやETHといった値動きの激しい暗号資産だけではなく、米ドルと連動しているステーブルコインを預けることも可能です。
元本割れのリスクを最大限減らしつつ、円安対策も行うことができます。
・事業者によっては、少額からでも貸出が可能
私も利用しているBit Lendingでは、日本円にして約1万円以下の暗号資産から貸し出すことが可能です。資金が少ない方でも手軽に利用できます。
・複利でいつの間にか増える
事業者によっては、「複利」で運用することが可能です。
一般相対性理論を発見した20世紀最高の物理学者アルベルト・アインシュタインは、複利効果を人類最大の発明だと評しました。
複利効果のポイントは、利子を元本に組み入れる事で、より大きくなった元本が更に利子を得る”金が金を生む”仕組みになっていることです。
・暗号資産(特にビットコイン)は長期投資と相性が良い
長期保有をするつもりで、すぐに使う予定のない暗号資産を預けることで利率を得ることができます。
ビットコインは、短期で売買を繰り返すよりも、購入後、数年寝かしておくことが最も価格上昇につながることが過去の価格上昇をみてもわかります。
BTCは2,012年の誕生以降、一貫して右肩上がりに価格が上昇しています。
約4年周期でバブルと崩壊を繰り返し、価格変動が大きいですが、約5年以上預けると考えれば、元本が値上がりする確率が高くなります。
<レンディングの仕組み>
ではレンディングはどのような仕組みで高い利率を実現しているのでしょうか。
レンディングにおいては、事業者は利用者から預かった暗号資産を機関投資家等専門事業者にもっと高い利率で貸し出していることが多いです。これらの投資家は暗号資産の値下がりを利用したトレードや、専門知識を利用した自社取引を実行し利益を出します。
このような又貸し制度を利用していることも、レンディングが銀行預金と似ている理由です。
銀行も個人から預け入れられた預金を、企業などに高利率で貸し出すことで利ザヤを得ています。
レンディングのリスクも理解する
もちろんレンディングにはリスクもあります。
投資商品としては新しい部類のためリスクも考慮したうえで、余剰資金の範囲内で投資を行いましょう。
・貸出期間中のマーケット価格の変動に伴う損失を被る場合がある
レンディングにおいては、日本円ベースの金額ではなく、暗号資産の数量ベースでの取引が行われます。
例えば、貸し出した際には1BTC=500万円、返却された場合には1BTC=250万円といったことがあり得ます。このような場合には、利息を加えても日本円ベースの金額では損失が出ています。
ただし、逆もしかりです。貸し出した際には1BTC=250万円、返却された場合には1BTC=500万円という場合もあります。
ではなぜリスクを背負ってまで私がBTCを貸し出すのかというと。
BTCの枚数を増やしたいと考えているからです。
BTCに設定されている約2100万枚の発行上限の中で、なるべく数多く保有するためには、日本円ベースの金額ではなく、レンディングで枚数を増やすことを重視しています。
・契約期間の途中で暗号資産を引き出せない
レンディングで預けている暗号資産は、一定期間が経つまでは返却されません。
そのため、すぐに日本円に換金したいと思ってもそれができないのです。
※私が現在利用しているレンディングにおいては、返却まで下記の期間がかかります。
事業者名 | 返却までの日時 | 主な暗号資産 |
Bit Lending | 8~20営業日 | BTC ETH USDC USDT DAI |
HashHubレンディング | 1~2か月 | BTC ETH USDC DAI |
GMOコイン | 3か月
(3か月単位の契約) |
BTC ETH XRPLTC など各種 |
bitbank | 1年
(1年単位の契約) |
BTC ETH XRP LTCなど各種 |
・暗号資産の盗難・紛失リスク
預け入れている暗号資産業者が、ハッカーなどから暗号資産を盗まれるリスクがあります。近年は事業者のセキュリティが強化されているとはいえ、預けた暗号資産が100%安全とは限りません。
・事業者、事業者の又貸し先の倒産リスクがある
これもリスクのひとつです。事業者が又貸ししている先の業者には預かり暗号資産の使途の可否を開示する統一された規則がありません。そのため、何に投資されているかを把握するのは難しいのが実情です。
2022年7月はこの問題が実体化しました。暗号資産ヘッジファンドのスリーアローズ・キャピタルは、米連邦破産法15条の適用を申請しています。
スリーアローズ・キャピタルに資金を貸し出していた事業者には大きな負の影響が広がっています。
万が一、連鎖的に貸出先の事業者が倒産した場合、預け入れている暗号資産が返ってこないこともありえます。
※2022年7月の暗号資産の価格急落に見舞われた時期には、貸付業者のセルシウス・ネットワークやバベル・ファイナンス(貝宝金融)、ボールドが顧客による引き出しを凍結しています。
・消費貸借契約のため日本円での元金保証がない
銀行と類似するレンディングですが、大きな違いは”安心感”です。暗号資産ビイキ私ですら、やはり銀行と暗号資産事業者には歴史と安心感が違います。
銀行においては、顧客の預金は預金保険制度の対象となっています。
万が一、取扱金融機関が破綻しても、預金者は下図のとおり「資金援助方式」または「ペイオフ方式」によって預金は保護されます。(1金融機関1預金者あたりの元本1,000万円までと、その利息等が保護の対象)
ですが暗号資産レンディングには、そのような保証の制度はありません。
・規制当局によるレンディング事業者への規制リスク
前述したようにスリーアローズやセルシウスなどの経営危機が規制当局による取り締まりを加速させる可能性があります。
例えば、規制当局によって暗号資産の口座が証券と見なされることもありえます。そうなれば、商品の安全性を高める観点から、新しい登録体制や情報開示要件が必要となり暗号資産関連企業にはコスト上昇し、私たち投資家に提供する高リターンも終わりを迎えるかもしれません。
<リスクも踏まえたうえで、余剰資金の範囲内でレンディング>
ここまで説明したようにレンディングには様々なリスクがあります。
むしろリスクがあるからこそ、銀行預金や株式の配当を上回る利率が達成できているともいえます。
私は主に下記の事業者でBTCやETHなど価格変動のある暗号資産を貸し出しております。
BitLending、Hashhubレンディング、fuelhash
その理由は、BTCやETHなどの暗号資産が今後値上がりする可能性が高いと思っているからです。
「暗号資産は一時的に値下がりするときがあったとしても、長期で考えれば値上がりする」
このように考えている方は、余剰資金の範囲内でぜひレンディングを利用してみてください。
なお、暗号資産レンディングのリスクも踏まえて、最大でも自身の資産ポートフォリオの3-20%を目途に貸し出しています。
レンディングに関しては下記記事において、さらに詳細に説明しております。興味がある方はこちらもご覧ください。
まとめ:会社員は何よりも時間を大切にして自己投資を
ここまで、サラリーマン流の暗号資産(仮想通貨)投資術ということで下記に関して解説してまいりました。
項目 | メリット | デメリット |
Move to Earn | 通勤という移動のついでに稼ぐ | 収益は少ない |
レンディング | 貸出手続き完了後は月1回のレポートを確認するのみ | ある程度(100万円以上)の原資がないと収益は少ない |
ステーキング | 週1回程度、定期的に貸出手続きを行うのみでよう | 高利率のものもあるが元本割れの可能性は高い |
これらの三本の矢を活かして、通勤時間などの時間を有効活用しましょう!
そして、通勤時間以外の時間を投資に使いすぎない、ということも大事でしょう。
あくまで投資は原資となる資産の大きさに左右される部分が大きいです。
値動きに惑わされるマネーゲームよりも”自己投資”に時間を使い、稼ぐ力を増やして、投資できる元手を増やすのもよいかもしれませんね!
※関連記事
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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✅投資の美学 編集長の略歴は自己紹介記事にて
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Ⅱ 暗号資産:ビットコイン,用語解説,歴史,業界動向
・複利運用:レンディング・ステーキング ・株主優待
Ⅲ 戦略.リスク :投資戦略とリスクを回避する情報(主 暗号資産,次 伝統資産)
Ⅳ 心構え :投資をする上で重要な心構えとマインド
Ⅴ 納税 :暗号資産に関する税制度や納税
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