金は安全資産?ビットコインはデジタルゴールド?明暗が分かれる本当の理由

「金は安全資産…」

「あれ?ビットコインも“デジタルゴールド”ではなかったのか?」

では、なぜ明暗が分かれるのでしょうか。今日はその理由を整理してみます。

まず押さえておきたいのは構造です。
BTC現物とBTC関連株式の関係は、金地金と金鉱山株の関係にも当てはまります。

結局のところ――
「何を買えば、本当にそれを持ったことになるのか?」

ここについてもこの記事では考えていきます。

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1章:金は歴史上、価値を保ち続けてきた

金は腐りません。
増産ペースも急に変わりません。
都市鉱山からのリサイクル量も急増しにくい。

政府が紙幣を増やしても、金の総量は簡単には増えない。ここが大きな違いです。

株は企業の信用。
債券は国の信用。
通貨は政府の信用。

では金は何か。

4000年以上、価値を保ってきた「信用の歴史」です。
積み上げられてきた時間の厚みが違います。

だからこそ、法定通貨が揺らぐと金が買われる。これは何度も繰り返されてきました。

ここで少し、戦国時代を思い浮かべてみましょう。
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戦国時代、栄華を誇った勢力には共通点がありました。
強大な軍事力の裏には、必ず経済力があったことです。

武器を買う。
兵を雇う。
兵糧を確保する。

すべてに資金が必要でした。

金があったから兵を雇えた。
金があったから武器を買えた。

たとえば
武田家は甲州金。
毛利家は石見銀山。

そして豊臣秀吉は重要な鉱山地帯を直轄地にしました。
さらに流通や兵站、統治の仕組みまで整えた。「仕組み」を作ったのです。

富は力を生みます。
しかし――その富を持つ“主体”は永遠ではありません。


2章:しかし金鉱株は金ではない

戦国時代の武将たちは、鉱山を開発して富を得ました。
現代でいえば、金鉱山を採掘する企業に近い存在です。

では金鉱山株は金と同じでしょうか。

ここが大きなポイントです。

甲州の金を押さえた武田家は、勝頼の代で滅亡しました。
金を生み出す組織は、永続的とは限りません。

金地金そのものと、金を掘る企業は別物です。

金価格が上がると、金関連株に興味を持つ人が増えます。
しかし構造は違います。

金地金は
・通貨不安で上がりやすい
・価値保存の性格
・比較的安定

一方、金鉱株は
・企業リスク
・株式市場全体の影響
・景気の影響
・値動きが大きい

金を持っているつもりで、実は株式リスクを取っている。
この構造、どこかで見たことはありませんか。

ビットコイン現物と、ビットコイン関連株式。

似ています。

現物と株は性格が違う。
ここを混同すると、リスクの質が変わります。

もちろん金にも弱点はあります。

・利息がつかない
・キャッシュフローを生まない
・保管コストがかかる

だからこそ金鉱株に魅力を感じる人がいる。
しかしそれは、別のリスクを取っているということです。

 

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3章:ではビットコインは弱いのか?

ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれます。
では、なぜ金より弱く見える時期があるのでしょうか。

一つは成熟度です。

金は何千年も使われてきました。
ビットコインは十数年。

信頼の厚みが違います。

ETFが始まっても、下落相場では売られる。
多くの投資家は、まだ完全な「安全資産」とは見ていない可能性があります。

もう一つ重要なのが、ポジショントークです。

ビットコインが金を超えると言う人の多くは、ビットコインを保有しています。
影響力が強い人ほど、価格が上がってほしい立場にいることが多い。

強気発言をするのは、トレジャリー企業の経営者や暗号資産取引所の経営者である場合もあります。

これは金の世界でも同じです。
金価格に上がってほしい人は、当然強気になります。

だからこそ大事なのは、
「誰が言っているか」ではなく、
「どんな構造か」を見ること。

ここが投資家の視点ではないでしょうか。


BTCも。
GOLDも。
株式インデックスも。

将来の値動きはわかりません。

だから分散する。
現物は余剰資金の範囲内で持つ。
基本を守る。

派手な物語より、構造を見る。
その積み重ねが、長く市場に残る方法なのだと改めて感じています。

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投資の美学 編集部投資の美学編集長 
[職業]カイタク株式会社 代表取締役 兼 投資の美学編集長  [略歴]2016年 国土交通省入省、株式投資開始  2018年 仮想通貨投資開始  2021年 暗号資産交換業者に転職  2023年 令和の虎CHANNEL出演  2024年 投資総利益1000万円を突破  [取得資格抜粋] 宅地建物取引主任者(合格)、日商簿記3級、FP技能士3級