【ステーブルコインのペッグが外れて不安になった方へ】USDC USDT どちらが安定か

ステーブルコイン安全神話の崩壊!

「ステーブルコイン…君はなぜ生まれた?」
「価格の安定している暗号資産。それが俺に与えられた使命さ」

ビットコインを代表とする暗号資産(仮想通貨)は価格の変動幅(ボラティリティ)が高いことで有名です。そんな時に、現れた救世主的な存在がステーブルコインです。

ステーブル(stable)とは日本語訳で「安定した」という意味です。
様々な仕組みやアルゴリズムを活用し、1ドルに固定された暗号資産。

ステーブルコインの種類を知って投資に活かそう! / 仮想通貨

かつて私は上記の記事を執筆しました。

しかし…!2023年3月の執筆時点において、もはやステーブルコインは価格が安定していると自信を持って言えなくなってしまいました!

時価総額の高いステーブルコインは、ひっきりなしにペッグが外れることが多くなっているのです。(ベジータもびっくりの恐怖です…)

©ドラゴンボール / 鳥山明 / 集英社

 

「どのステーブルコインが安全なのか」
「ではステーブルコインから資産を退避させればいいのか」

この記事でそんな疑問を解消できれば幸いです!

と言いたいところですが、
どのステーブルコインが安全かは確証をもって答えることができません!

そのため、ステーブルコインの特性やなぜペッグが外れるのかを知り、ペッグが外れたときの対応事項を事前に頭に入れておきましょう!

 

結論
あくまでも比較的安全度が高いのは法定通貨である米ドル・日本円
時価総額の高いステーブルコインは、分散して保有するのが最善。
個人的な安全度は USDT USDC > BUSD > DAI > USDD
どのステーブルコインが安定してるかは不明なため、複数に分散しましょう!

※個人的にはステーブルコインよりも、ビットコイン BTC ・イーサリアム ETHといった時価総額の大きな仮想通貨で保有しておきたい!!

 

【この記事を書いた筆者の自己紹介<(_ _)>】
・2018年から仮想通貨投資開始。2021年は暗号資産交換業者で勤務。
・人を笑わせたい陽気な道楽家。探偵ナイトスクープにも出演。1993年生まれ
・本業は会社員、兼業で金融メディアを運営。
YOUTUBE”投資の美学 クリプトルパン”も運営し関西弁でしゃべり倒す
・国土交通省勤務時代に公文書偽造問題に直面し、BTCに興味を持つ
・SEOもアフェリは二の次。ただただ書きたいものを書く。唯我独尊ブロガー。


©呪術廻戦 / 芥見下々 / 集英社

【原点】笑いに変える珍道中!ハチャメチャ人生紹介

 

 

ステーブルコインは、価格が安定という幻想を捨てる

まずはステーブルコインの価格は、ドルペッグで安定しているという思い込みを捨てることが大事だと考えます!

ステーブルコインのUSDCやDAIは、通常、1ドルに固定された価値を持っています。
これはその価値を維持するためにスマートコントラクトがバックアップされているためです。しかし、時には市場変動により、このペッグがはずれることがあります。

ステーブルコインは安定している、と思い込んでしまうと、万が一ペッグが外れて暴落したときに、精神的にも資産的にも大きなダメージを負ってしまいます。
そのため、ステーブルコインを保有する際はあくまで余剰資金がお勧めです!

時価総額の大きい主なステーブルコインは以下です。

このうち、USDT USDC DAI は、BitLendingのサービスにて貸出可能です!

仮想通貨 レンディングサービス ビットレンディングの詳細とは

 

ステーブルコインのペッグがはずれた事例

最も古いステーブルコインは、2014年にリリースされたTether (USDT) です。
USDTは、1 USDTが1ドルと等価であると主張しており、ビットコインやその他の仮想通貨と交換するために使用されてきました。

ですが、USDTには多くの批判があり、そのペッグについて疑問が呈されています。

様々な疑問や準備金不足などの指摘を受けて、何度も1ドルのペッグを外れる自体がありましたが、それでも1ドルに戻ってきたのです。(不死鳥のUSDT)

そのため時価総額の大きいステーブルコインは安定しているという幻想が続いていました。

 

それを打ち破ったのは、USTCです…
2022年5月にはテラショックが発生し、USTCが暴落しました。

©コインマーケットキャップより

 

テラのネットワークに接続されたUSTCは、ペッグ(1USTC=1ドル)を保つことができず、暴落したのです。

この事態に対して、テラは損失を被ったユーザーに対し、Terraform Labs(テラフォームラボ)が設立したファンドから補償を行うことを発表しました。
また、テラは、USTCのペッグを守るための新しい取り組みを開始し、より強固なステーブルコインを目指すとしていますが、2023年現在、USTCの生まれ変わりであるUST価格は1ドルに戻ってはいません。

2023年2月には、BUSDが米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から新規発行停止命令を受けて暴落しました。その後、ペッグは戻りました。

詳細はYOUTUBE 投資の美学にて!

 

2023年3月11日には、比較的安全と思われていた、USDcoin USDCのペッグが外れる事態となりました。

その原因は、米サークル社が発行するドル建ステーブルコイン「USDC」の準備金の約8%に相当する33億ドルが、破綻した米シリコンバレー銀行に預けられていたことが判明したからです。

USDC価格は0.88ドルまで下落しましたが、同社は通常通り運営されています。(2023年3月11日時点)

同社が保有する400億ドルの準備金のうち大部分が米短期国債で運用されており、金利収入があることや、連邦預金保険公社による規範化された銀行救済と預金保護に期待されています。

参照記事
シリコンバレー銀行破綻の影響は──9.02億ドルのUSDコイン、取引所から引き出し
2023年 3月 11日 https://www.coindeskjapan.com/177373/

USDC発行元サークル 準備金の8%=33億ドルがシリコンバレー銀行に
https://jp.cointelegraph.com/news/circle-discloses-3-3b-tied-up-at-silicon-valley-bank

USDCのペッグが外れたことは仮想通貨界隈にも大きな波紋を呼んでいます…!

ゴレイヌさんも思わず、「えげつねえな」と。

©HUNTER×HUNTER / 冨樫義博 / 集英社

 

私自身も「USDCがいちばんまとも(安定・安心)なステーブルコイン」だと思っていましたが、そうではありませんでした。

皮肉にもCeFi(中央集権型金融)の破綻によって、DeFi・暗号資産にも悪影響が出てしまっています。

 

では、もしUSDCが暴落すれば、どうなるでしょうか。

発行主体のCircle社が倒産していない限り、その影響は限定的だと考えられます。
USDCは、1ドルと同等の価値を持つステーブルコインであり、多くの投資家にとっては安定した投資手段として利用されています。

なお、USDCとともに、DAIも連れ安となってペッグが外れています。
DAIはスマートコントラクトで管理される分散型メカニズムを採用しておりますが、準備金の約5割がUSDCで構成されているため、USDC暴落の影響を受けました。

 

ステーブルコインの価格が下がる原因

ここからはステーブルコインの価格が下がる原因を考えてみましょう。

一つ目は流動性の低下です。
ステーブルコインの価格を安定させるために市場にはステーブルコインを売買するための流動性が必要です。
しかし流動性が不足したときには、価格が急激に変動しやすくなります。

仮想通貨投資で利益を上げるための心構え BTC暴落は買い場か

2018-19、2022-23年のように仮想通貨の冬の時代などでは市場での売買量が低下しているため、ステーブルコインの流動性も低下し、価格が急落しやすくなります。

二つ目は投機的なトレードです。
仮想通貨市場では、ステーブルコインを利用して投機的なトレードが行われることがあります。
つまりペッグが外れたときなどでステーブルコインを安く買って高く売ることで利益を得ることを狙ったトレードです。このようなトレードはステーブルコインの価格を急落させることがあります。

これらの理由により、ステーブルコインのペッグが外れて価格が下落することがあります。

ただし、ステーブルコインの価格が急落した場合でも、スマートコントラクトなどにより価格をペッグに戻すメカニズムがあります。
また、ステーブルコインは、中央集権的な規制やマネーロンダリング防止策などの規制当局からの厳しい監視を受けており、安定した価格と信頼性を維持するために、多くの努力が行われています。

このため、ステーブルコインの価格がペッグから外れた場合でも、しばらく待てば価格が安定することも多いです。

※安心は禁物ですが…!ガンバレ!!!

 

ステーブルコインが暴落すれば、誰にどんな影響があるか

ステーブルコインが暴落した場合、それは保有者にとって大きなリスクとなります。
ステーブルコインは、一般的に、仮想通貨とは異なり、価格が安定しているため、多くの投資家にとっては、安定した投資手段として利用されています。

しかし、もしステーブルコインが暴落すれば、その価値は急激に低下し、保有者は損失を被る可能性があります。

またステーブルコインの暴落は、仮想通貨市場全体にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
仮想通貨市場は、相互につながっているため、ステーブルコインの暴落が引き金となって、他の仮想通貨の価格にも影響を及ぼすことが考えられます。

※2022年のUSTC崩壊もビットコイン BTC価格の暴落につながりました。

 

さらに、ステーブルコインの発行元によっては、発行停止措置がとられることがあります。
この場合、ステーブルコインの価値・価格が低下する可能性があります。このような措置がとられた場合、保有者は返金を受けることができるかもしれませんが、返金されるまでに時間がかかることもあるでしょう。

つまり、ステーブルコインの暴落は、保有者にとっては大きなリスクとなるだけでなく、仮想通貨市場全体にも影響を及ぼす可能性があるのです…

©ポケットモンスター / ゲームフリーク / 任天堂

 

現在の状況と直近で対応すべき事項

それでは私たち投資家はステーブルコインの暴落に備えて何ができるでしょうか。

一つの案としては、保有するステーブルコインのうち9割以上を安全圏(日本円・米ドル)の資産に退避することが挙げられます。
これにより、ステーブルコインの暴落や発行停止措置の影響を受けるリスクを最小限に抑えることができます。

また、「備えあれば憂いなし」という言葉通り、防御力を高めることも重要ですね!

教科書通りの文言で言うなら「公式声明やメディア報道など、影響を受ける可能性がある情報については、注意深く見直し、適宜リスクマネジメントを行うこと」が求められます。

しかし、どのステーブルコインが安定しているかは不明なため、複数に分散することが重要ですね!

なお、私は、下記の記事で記載したように、
バイナンスの信用不安などの際にもリスクヘッジの対策を実行しています。

ステーブルコインも取引所も、分散させてリスクを回避するという考え方は共通していますね。

仮想通貨 国内取引所とウォレット どちらが安全? バイナンスから撤退

 

定期的に自分の資産ポートフォリオを見直し、一部のステーブルコインに資産が偏らないようにすることが大事かもしれません!

 

個人的にはステーブルコインよりも、ビットコイン BTC ・イーサリアム ETHといった時価総額の大きな仮想通貨の方が安定しているとさえ感じています!

【仮想通貨 戦略】保有時期を工夫し利益を出す方法 ビットコイン

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

<経済的自由への道草・おすすめサービスのご紹介(アフィリエイトリンク)>

当サイト管理人の資産ポートフォリオの主力は、米国株式と暗号資産です。
株式投資・暗号資産投資に関する有料情報や登録口座などをご紹介いたします(_ _)

提携先:一般社団法人マネーアカデミー様の書籍無料プレゼントキャンペーンのご紹介
投資初心者の方向けの一冊 「はじめての資産運用 (Bコミ坂本慎太郎さん 著)」
FIRE 経済的自由を目指す方への一冊「ウォーレン・バフェットの投資術(柏木悠介さん 著)」

※株式はSBI証券等で投資を行っております。
Ⅰ 暗号資産を売買した場合、損益計算もセットで実践

暗号資産の投資において1年分の売買損益を計算し、20万円以上の利益が出た場合は確定申告をする必要があります。 ※参照 金融庁HP

手作業での計算は非常に時間がかかりますが、確定申告に必要な損益計算を自動で行うソフトGtaxを使用し、作業を大幅に簡略化することも可能です。

👉詳細はこちら(取引件数に応じて、価格が異なります

Gtax

 

 

国内暗号資産取引所の口座を開設し、暗号資産を購入するなら

私がメインで利用しているのは下記です。
金融庁HP記載の「暗号資産交換業者登録一覧」に掲載されている国内暗号資産取引所

主力A GMOコイン 出金手数料無料の万能取引所
✔日本円出金手数料無料、暗号資産送付手数料無料!
✔東証一部上場企業の子会社が運営し安心感も高い。
👉無料登録はこちら

主力B bitbank 画面がカッコよくアルトコイントレーダー向け
✔現物取引可能な暗号資産数が多く、板取引がしやすい。セレス、ミクシイが出資
👉無料登録はこちらbitbank(ビットバンク)

 

暗号資産交換業者登録一覧に記載されていない海外取引所・ BitgetMEXC

 

Ⅲ 人生において時間を大切にしたい、レンディングでほったらかし投資

当サイトビジョンに記載しているように、短期売買ではなく投資にかける時間を短くして楽しみながら長期で資産を運用することを推奨しています。

【理念】資産形成のコツは、程よい距離感を保って投資を楽しむこと

日常生活が多忙で細かなトレード・売買をしたくない方に向けては、レンディングサービスをご紹介しております。分別管理の適用範囲外のためリスクはあります。

私は、保有している暗号資産(ビットコイン、イーサリアム )をレンディング事業者に預けて、ほったらかしで複利運用を行っています。

👉私が利用しているBitLendingのサービスの詳細はこちら

BitLending

※当サイトの案件アフェリエイトの取り扱い方針は以下となります。

【理念】アフェリエイト方針のご報告

Ⅳ 投資の種銭が少ない!という方は副業(ブログ等)で、総収入を底上げ

私の本業は会社員ですが、副業に取り組み、投資の種銭確保を目指しています!
副業では自分が得意・好きな分野で発信し、収益化を目指すことができます。

※当サイトはGMOグループの“お名前.com”で独自ドメインを取得しXサーバーで運用中。”お名前.comドメイン”を取得する際には「Whois情報の公開代理を利用する」にチェックを!

 

Ⅴ 最後に

当サイト”クリプト≒フリプト”では、投資を楽しんで続けるための豊富な情報を発信しております。以下より、興味のある記事を探してみてください!

①投資戦略:暗号資産投資で利益を上げるため
②心絵:暗号資産投資を楽しく続けるコツとは
③投資教育:投資に費やす時間を減らすルールを確立
④投資情報:用語解説,リスク管理,規制当局,納税対策,時事,ビットコイン探求,アルトコイン検証
⑤株式 ⑥法定通貨,貴金属等

なお当サイト以外にも運営しているブログやYOUTUBEなどがあります。
ご興味がありましたらぜひご覧ください!

【YOUTUBE・投資の美学クリプトルパン】関西弁で楽しくわかりやすく発信!
【徒然道草】おもしろくなき世をおもしろく~心行くまで人生を堪能する
【俺たちバグジー親衛隊】エルチー32丁!電車でオッサンにタコ殴られ!高校生の青春劇
【道楽舎】道草を楽しめ-人生を謳歌し自分にしか出せない価値を生み出す
【道楽創造党】未来開拓する公約①財務省再構築②Web3.0・AI活用③道州制
【LINE スタンプの販売】STEPNお散歩、道中楽しむ、光秀謀叛やめた etc

【ブログランキングにも参加中】当サイトを応援していただける方は、クリックのほどお願いいたします!みなさまのエールが記事作成の励みになります!

にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ
にほんブログ村


仮想通貨ランキング

経済安全保障を確保し、経済的自由の獲得と自由な人生を目指す読者の方々を応援するため、当サイトを真摯に運営してまいります!

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です