ビットコインの価格が上昇している中、特に注目されるのが、“マイニング企業”。
ビットコインを掘っている企業の株式です。
でも、ちょっと待ってください。
飛びつく前に知っておくべき“落とし穴”があります。
今回は、マイニング企業への投資リスクと、他の選択肢についてわかりやすく解説します。
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「ビットコインが上がる=掘ってる会社が儲かる」は本当か?
「ビットコインが上昇している。
だから、そのビットコインを掘ってる会社も儲かるに違いない!」
これは投資初心者がよくハマる“短絡的な連想”です。
たしかに、マイニング企業の株価はビットコインと連動する傾向があります。
でも、実はこの構造、意外とシンプルじゃないんです。
ハッシュレートの罠──価格が上がってもコストも爆増する世界
マイニング企業を理解するうえで避けて通れないのが「ハッシュレート」という概念です。
これは、世界中のマイナー(採掘業者)がどれだけの計算力でビットコインを掘っているかを示す指標。
この数値が上がれば、ビットコインの採掘難易度(ディフィカルティ)も上がります。
つまり、1BTCを手に入れるのに、より多くの電力やマシン稼働が必要になります。
コストがかさむ。利益が削られる。
価格が上がっても、儲からない構造が出来上がるのです。
しかも、マイニング企業は初期投資が重く、設備も特殊。
電気代・マシン更新費・国ごとの規制対応…コストの波をもろに受けます。
2022年の下落局面では、多くのマイニング企業が株価60〜70%以上ダウンしました
上がるときは爆上げ、でも下がるときは“2倍速で落ちる”。
そんなリスキーなビジネスモデルでもあります。
じゃあ、代わりにどんな投資先があるの?
ビットコイン関連の企業は、何も“掘ってる”企業だけではありません。
僕が注目しているのは「保有型企業」。
たとえば、マイクロストラテジーやメタプラネットのような会社です。
彼らはビットコインを自社の財務資産として“保有”しています。
マイニング設備はなく、電気代もかかりません。
つまり、保有型企業はシンプルに「BTCの価格が上がれば企業価値も上がる」という構造を持っています。
もちろん、こちらもリスクゼロではありません。
ビットコインが暴落すれば評価損が発生しますし、会計処理上の注意点も多いです。
でも、「掘る」より「持つ」方が、わかりやすいビジネスモデルであることは間違いありません。
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個別株が難しいならETFという手もある
とはいえ、マイニング企業や保有企業を“個別で見極める”のは正直むずかしいです。
収益モデルが複雑で、設備投資・規制・通貨リスクなども絡んできます。
そんなときに役立つのがETF(上場投資信託)。
例えば「BKCH」というETFは、複数のマイニング企業に分散投資できる“バスケット型”です。
ひとつの銘柄のリスクに依存せず、ビットコインのマイニング業界全体に広く投資できるのが魅力です。
「関連企業に乗りたいけど、個別株はむずかしい」
そんな方にはETFという選択肢もアリだと思います。
結論:「ビットコイン関連株」は“構造”で選べ
もう一度、今回のポイントを整理しましょう。
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マイニング企業はBTC価格と連動しやすいが、コスト構造が複雑
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保有企業は、よりシンプルな反応を見せるが、それも万能ではない
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個別株が難しいなら、ETFで分散投資するのもアリ
つまり、「BTCが上がるからこの企業も買おう!」という短絡的な判断は危険です。
どんな投資先にも“構造”がある。
今の時代は、それを見抜く眼が問われています。
最後に:投資は自己責任。でも知識でリスクは減らせる
ビットコイン関連銘柄は、夢もあるけど、罠もある。
だからこそ、「この企業は何をしているのか?」を知ることが何より大事です。
そして、どんな投資も、最終的には自分で選ぶこと。
自己責任という言葉は重いけれど、知識を持てばリスクを軽くできます。
このブログでは、これからも“考える投資家”に向けた情報を発信していきます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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