ステーブルコインの種類と選び方:仮想通貨投資を成功に導く完全ガイド

投資の世界で求められるのは、安定と成長のバランス。

しかし、仮想通貨市場はまるで荒波のように価格が揺れ動き、そのたびに投資家たちは次の一手を考えざるを得ません。

そんな中で光を放つ存在が“ステーブルコイン”です。

この記事では、ステーブルコインの種類や特徴を解説し、どのように活用すればあなたの投資にプラスになるのか、深く掘り下げていきます。

朝を制する者は、人生を制する。
時間を制する者は、人生を制する。

これらの言葉が示すように、時間をコントロールする能力は人生に欠かせないスキルです。

盲点になりがちなステーブルコインの種類と活用方法を解剖し、投資で利益を出すためのコツをお伝えいたします!

当記事ではステーブルコインの概要説明だけでなくステーブルコインごとのリスクや、活用・実用例を紹介します。

みなさまの暗号資産投資がよりよいものになりますように!

注目トピック

・下落相場時はステーブルコインを貸し出して運用しよう(貸出金利が高い)
・円安対策にはステーブルコインの保有が一番
ドル円は2020年→2022年で最大50円も安くなった。102円→150円前後。(2022年12月時点)
ステーブルコインを持っているだけで2割以上の含み益。
・数年後には日本政府発行のステーブルコインも誕生!?今はその予習

当サイト「投資の美学~クリプト≒フリプト」について
・運営目的:投資を通じた資産形成によって、多くの人が理想の人生を追求できること
・運営主は暗号資産交換業者勤務歴あり。創作と演者活動(YouTube)を行う。詳細は自己紹介記事

✅仮想通貨コラム⌚読了には約3-5分ほどの時間を要します。

 

最新情報(2022年12月追記)

最新ニュースを追記いたします!

2022/12/26 コインポスト
金融庁、Web3見据え海外発行ステーブルコインの国内流通解禁へ
https://coinpost.jp/?p=419032

・金融庁は2023年に、海外発行のステーブルコインについて日本国内での流通を解禁。

・内閣府令などを改正し、ガイドラインを定めた後、2023年に施行予定の最新の「改正資金決済法」に合わせて適用する計画。日本経済新聞が報じた。

・国内事業者が発行する時は1対1で資産保全を。
・海外発行の場合は国内の流通業者が資産保全を。
・1回の送金上限を100万円に。

資産保全や送金上限など厳しい規制はありますが、私は前向きなニュースと捉えています!

自社発行トークンの含み益課税問題(令和5年税制大綱)、国内IEOが増加など、日本の法規制がWeb3を推進する土壌が整いつつあるかもしれません!

 

概要説明~誕生の経緯と存在意義

 

「ステーブルコイン…君はなぜ生まれた?」

「価格の安定している暗号資産。それが俺に与えられた使命さ」

 

ビットコインを代表とする暗号資産(仮想通貨)は価格の変動幅(ボラティリティ)が高いことで有名です。

1日で10~50%の価格変動もあり、相場は365日24時間動き続けるため、朝から深夜まで値動きが気になってしまいやすいです。

詳細は下記の記事でも取り上げております。

仮想通貨投資で利益を上げるための心構え BTC暴落は買い場か

 

「価格変動が激しすぎる!!」と投資家を不安にさせてしまう弱点ゆえに、ビットコインは決済や価値の保存手段としての信頼を得ることが難しい状況です。

例えば、昨日までは500万円の商品を1BTCで購入できましたが、翌日にはBTCが値下がりし1.3BTC払わなければいけなくなるという状況が起きます。

 

そんな時に、救世主が現れました。

ステーブルコインです。

 

値動きが激しい・ボラティリティが高いという暗号資産の特徴を消し、価格が安定的な暗号資産として考案されたものがステーブルコインです。

ステーブル(stable)とは日本語訳で「安定した」という意味です。

 

残念ながらステーブルコインは「安定しちゃって」いますので、保有していても「爆益」で「億り人」は目指せません。

爆益!FIRE!!を目指したときにステーブルコインを大量保有していても目的は果たせないでしょう。

 

ステーブルコインは、投機的な部分ばかりが注目されている暗号資産において、値上がり益よりも決済手段の多様性や利便性を高めることを目的に設計されたものなのです。

 

ここで、ステーブルコインを野村證券のサイトで検索してみましょう!

「それ、野村にきいてみよう」野村證券HPより参照 

価格の安定性を実現するように設計された暗号資産(仮想通貨)のこと。裏付け資産がないため価格変動が激しく、決済手段としての活用が進んでいない暗号資産の普及を促し、実用性を高めるために設計された。英語表記はStablecoin。

 

そんなステーブルコインにとって、一番の注目点があります。

それはステーブルコインは、発行・運営会社の信用によって成り立っているため、その経営が悪化すれば、「価値が安定している暗号資産」として機能することが難しくなるということです。

準備金がたりないと、問題視されるのでしょうか。

それは、ステーブルコインを換金できない可能性があるからです。

 

ステーブルコインの信用力確保のためにも、運営会社に対する定期的な監査、点検が必要であり、世界の規制当局は準備を進めています。

(「規制に従わないとダメだよ」と怒る規制当局)

 

ステーブルコインのメリット(金利・安定・利便性)

 

それではここからはステーブルコインのメリットを紹介します。

これらのメリットはいずれも、ステーブルコインの価値が安定しているから受けられるものです。ドルペッグのステーブルコインであれば、実質的に米ドルを保有しているのと同じ効果が得ることができます。

 

  • 貸出金利の獲得 法定通貨(FIAT)に比べると高金利。

ただしステーブルコインの金利は需要や流動性によって変化します。

米ドル連動型ステーブルコインの金利は、実際のドルの金利よりもはるかに高いのが実情です。

 

※ステーブルコインの貸出金利が高い理由は下記のcoindeskの記事で説明されています。ステーブルコインの貸付金利が異常に高い理由  2022年 5月 2日

ドルの金利とステーブルコインの需要。

ステーブルコインは取引所、Difi、再担保などで需要が多い。

 

  • 価格の安定性への効果

前述したように暗号資産の高すぎるボラティリティの問題を解決しているものがステーブルコインです。

 

今後ステーブルコインが市場からの信頼を得ることができれば、既存の法定通貨と同じ感覚でステーブルコインを利用できるようになるでしょう。

決済や送金のための手段だけではなく、ステーブルコインの預金や資金の保管などの利用者も増えることが予測されます。

 

  • 資産防衛

富裕層に限らず、今は日本国民全員が資産防衛を考えるべき時代となりました。法定通貨や金融商品などだけで資産を保有するよりも、多様な資産に分散して保有することがリスク管理につながります。

例えば、インフレーション(貨幣の価値が下落する)により国の法定通貨の価値下落が続いている状況では資産の避難先としてドルやステーブルコインが選択されるケースも考えられるでしょう。

また、暗号資産取引で利益が出ている場合、いつ暴落するかわからない暗号資産を保有するよりも、ステーブルコインに換えておいて利益を確保することも可能です。

※インフレーションに関しては下記の記事で紹介しております。

ハイパーインフレーション・デノミは日本で起こる可能性がある?

 

 

  • 法定通貨の代替機能・送金手段として

 

暗号資産が誕生したときの目的には、「国際間決済の利便性向上」が含まれていました。

世界規模のネットワークであるブロックチェーンに存在し、国境や法定通貨同士の両替などといった概念がまったくない暗号資産は、安い手数料のおかげで国際間決済や海外送金などでの利用に期待されていました。

海外送金には国際ネットワークであるSWIFTの仕組みを用いるのが一般的ですが、SWIFTでは送金完了までに数日を要します。

そのため瞬時に送金が完了する暗号資産、特に価値が安定しているステーブルコインの利便性は高まるでしょう。

例えば、災害の発生によって災害発生地域では金融機関の機能が停止する場合があります。このような場合に暗号資産であるステーブルコインであれば、国内外を問わず、被災者への送付が短時間かつ低コストで行うことができるのです。

 

上記は、暗号資産が既存の金融機関とは離れた新しい金融としての一面を持っている一例です。

 

暗号資産のウォレットからウォレットへの送金に関しては下記の記事に記載しています。

仮想通貨の送金方法とは 利益を増やす戦略 (GMOコイン推奨)

 

ステーブルコインの分類わけ

ステーブルコインといっても大きく4つの種類にわけることができます。

ここからはそれらの種類について紹介します。

 

種類 主な通貨 概要 主なリスク等
法定通貨担保型 Tether(USDT)

TrueUSD(TUSD)

Pax Dollar(USDP)

裏付けとなる法定通貨に1:1のレートで価格が連動する

 

担保となる法定通貨を発行している国の経済状況や世界経済・金融経済の動きによって交換レートも変動する。

※担保となる法定通貨が暴落すればステーブルコインも暴落

暗号資産担保型 DAI 裏付けとなる”暗号資産” に1:1のレートで価格が連動する 暗号資産は価格が安定していない場合が多いため、ステーブルコインの価格を安定させるための工夫が必要。過去には価格の維持に失敗した暗号資産担保型のステーブルコインも存在。
無担保型(アルゴリズム) ※UST

AMPL

法定通貨や暗号資産といった担保を用意せずに、アルゴリズムによって価格の安定化を試みる。※ 価格を安定させることが非常に難しく、暴落することもありうる。

※2022年5月 USTとLUNAは価格安定の仕組みが崩壊し暴落しました。

商品担保型 Tether Gold(XAUT)

ジパングコイン(ZPG)

金や石油といったコモディティ(商品)の価値に連動する 実事例が少ない。

※アルゴリズムとは問題を解くための演算手順又は、課題を解決するための方法や手順のこと。価格を安定させるための方法でもある。

※2 中央銀行の役割をアルゴリズムで表現したもの。法定通貨の発行機関である中央銀行は通常、経済情勢などを考慮し、市場で流通する通貨の需給バランスを調整する。無担保型のステーブルコインでは、市場の需給バランスに応じてコインを発行又はバーン(焼却し使えないようにすること)することで、価格を安定化させる。

※3 その発行と償却のバランスが崩れたとき、価格維持に失敗する。

 

最も有名なステーブルコインは、USDT(テザー)のような法定通貨担保型です。

価格の安定性が崩れる可能性が高いものは無担保型のステーブルコインですね。

※法定通貨型だから崩壊しないといったわけではなく、その発行主体がどのような仕組みでステーブルコインを運用しているかどうかを調べる必要があります。

 

次は、主なステーブルコインの特徴を紹介します。

 

主要ステーブルコインの特徴

 

通貨名 発行主体 概要 主なリスク等
USDT Tether 米ドルに連動する米ドル担保型。発行量の上限は設けられておらず、Tetherに1米ドルを支払うたびに、1USDTが発行される Tether社の信頼性。Tether社は親会社のBitfinexとともに相場操作をしたことや、発行量と同額の米ドルを担保として保有していない可能性を疑われている
USDC Centre Consortium

 

米ドルに連動する米ドル担保型。

USDCは大手会計事務所がその保有されている現金や資産を確認し、準備高が発行しているステーブルコインの数と一致していることを検証し公表。

裏付け資産の損失などステーブルコインの存続を損なう事態の発生。
UST Terraform Labs 米ドルに連動する無担保型。Terraformが自社開発したパブリックブロックチェーン「Terra」上でUSTを発行。

Terraformは、LUNAトークンを発行し、USTを発行するには、同じ価値のLUNAをバーン(発行した暗号資産を焼却・消滅させること)する。

・裏付け資産の損失などステーブルコインの存続を損なう事態の発生。

・BTCとLUNAが下落するとことでペッグが外れて価値下落。

※2022年5月 USTとLUNAは価格安定の仕組みが崩壊し暴落しました。

DAI 分散型自律組織

MakerDAOが発行

米ドルに連動する暗号資産担保型。

DAIの発行体は分散型組織であり、Maker(MKR)という投票権付きのガバナンストークンの保有者によって民主的に管理されている。

市場の急変動や基盤となるイーサリアムネットワークが混雑した結果、DAIの価格が急落または急騰する可能性あり。
BUSD Paxos社とBinance 米ドルに連動する米ドル担保型

ドルなどの法定通貨による購入が手数料が不要であることが主な利点。準備金を完全に米ドルで確保している。

・裏付け資産の損失などステーブルコインの存続を損なう事態の発生。

 

WBTC BitGoやKyber Network ビットコインに連動する暗号資産担保型。Wrapped Bitcoin

ERC-20に準拠したDeFi等でBTCを利用するための手段。

ビットコインの価格に連動。
JPYC JPYC株式会社 日本円に連動する日本円担保型。

独自のブロックチェーン技術(ERC20)を活用し、日本の法規制を遵守した形で発行される

JPYCは日本の法規制に対応し、「前払式支払手段発行体」としてJPYCを発行。VISAのプリペイドカードへの交換や、楽天市場といったECモールでの代理購入等が可能。

 

通貨名 信頼性 利便性 時価総額順位(2022/5/8)
USDT C A 3位
USDC B A 5位
UST ※2022年5月 USTとLUNAは価格安定の仕組みが崩壊し暴落しました。
DAI C B 18位
BUSD B A 11位
WBTC C C 16位
JPYC B B

 

※USDCは、社会的信用性がTetherより高いと言われています。創立メンバーは決済サービス会社のCircleと暗号資産取引所のCoinbaseの方です。

※USDT USDCとあまたのステーブルコインの中でも、 私はDAI に注目しております!DAIは2022年11月時点で、唯一、金融庁とJVCEAに認可されているステーブルコインです。

国内取引所ではGMOコインやCoinBestで取引できます。




2022年2月16日お知らせ新規取扱銘柄のお知らせ

 

ステーブルコインの有用な使い方

空売りではなくステーブルコイン退避

「買いのみの投資家は片手でボクシングしているようなもの」と揶揄されることがあります。

売り(空売り)、買いの両手を使えるという市場のルールがありながら、私は空売りを引退しました。

その理由は単純に、ボランタリーの激しい暗号資産市場で売りから入って勝てる自信がないからです。

 

ただし、利益確定後、ステーブルコインに退避させておくという方法はよく使っております。

ステーブルコインは、空売りを使わない投資家にとってはオアシスです。

 

使い勝手がいいステーブルはBUSD

海外取引所で最も有名なBINANCEで取引をする方や、バイナンススマートチェーンを利用する方にとってBUSDはメリットの多いステーブルコインです。

なぜかというと、BUSD建てのメイカー注文なら取引手数料が無料になるからです。

※〇〇建て注文とは

国内取引所でトレードを行う際には、BTC/JPYなど、全て日本円との交換をおこなっています。ただし海外取引所のバイナンスでトレードを行う際には日本円ではなく別の通貨との交換を行います。

SOLであれば、複数種類の通貨と交換ができます。

BUSD建て:SOLとBUSDを交換。
BTC建て:SOLとBTCを交換。

 

ステーブルコインを預ける場所

種類 名称 メリット リスク
国内レンディング事業者 HashhubLending

BitLending

利率が高い 運営元の破綻リスク
海外取引所 BINANCE、bybit 貸出金利が高い 規制リスクあり

運営元の破綻リスク

国内取引所 GMOコイン 金利が低い 運営元の破綻リスク

 

・海外取引所でステーブルコインを持つのは規制リスクが怖いという方は、

GMOコインなどの国内取引所でステーブルコインDAIを保有することがよいでしょう。




レンディング事業者のBiLendingに関しては下記の記事で紹介しております。

仮想通貨 レンディングサービス ビットレンディングの詳細とは ビットコインを貸そう

BitLending

 

STEPNアプリ内ではUSDCに変換してリスクへ時j

ステーブルコインは、今流行りのアプリ STEPNにおいても登場いたします。

STEPNにおいては、USDCのみが使用可能です。稼いだGSTを定期的にUSDCに変換しておくことでGSTの価格急落に備えることができます。

 

バイナンス(海外取引所)でのSOL・GMTの売買はBUSDで!

SOLを売買する時には、

USDT建てで購入するよりもBUSD建てで売買するほうが手数料は安いです!

BUSD建てでのトレードは手数料がかかりません!

 

※私の過去の換金の一例

BITPOINTからBTCをバイナンスに送る
バイナンスでBTCをBUSDとする
BUSDをSOLとする
SOLをステップンに送る
※GMTも一度BUSDに変換しておいて、BUSD建てで10~30%下の水準で買い指値を行うことも可能です。

このようにステーブルコイン・BUSDを上手に利用して、売買手数料なしでトレード行いましょう!

 

ステーブルコインの現状と今後

このように暗号資産投資において非常に便利なステーブルコインですが、G20や各国の規制当局からは、強い危機感を持ったメッセージで勧告を受けることも多々ありました。

ステーブルコインの発行を政府が無制限に認めてしまうと、中央銀行が発行する法定通貨の存在意義が薄れてしまうからです。

G7のステーブルコイン作業部会は2019年10月17日に報告書を発表。そこでは国際送金・決済などの分野の非効率性や技術革新による効率化の可能性を認めつつも、グローバル・ステーブルコインが様々なリスクを抱えていることを指摘。ここでのリスクとは、金融政策や通貨主権に関する悪影響の他、マネーロンダリングやテロ資金供与、市場の公正性、データのプライバシーなど。

ただし、私たち個人投資家としては、ステーブルコインは有効活用していくべきでしょう。

 

乱高下に起因する暗号資産投資のリスクをステーブルコインで克服できるのであれば資産性が向上します。

今後は、「日本円で銀行に預けるよりも、取引所やレンディング事業者にステーブルコインとして資産を預けよう」という人も増えてくるかもしれません。

 

「値動きはほとんどない。貸出金利は比較的高い。送金も速い」

そんなステーブルコインをどう扱うか、それは暗号資産投資家にとって重要なことかもしれませんね!

 

実例 ステーブルコインUSTの崩壊~22年5月10日

ありえないことはありえない、ステーブルコインも暴落します。

 

ドルからデペッグ
5月10日に最低0.67ドルまで下落
破滅的な急落

それは2022年5月10日のことです。

 

一時期約0.6$まで暴落してしまったのです…!

さて、ではUSTは何故暴落を引き起こしたのでしょうか?

UST「ドルやゴールドのような資産に裏付けられていない」ステーブルコインです。ここが肝でした。

USTは価格の安定性を暗号資産テラ(LUNA)との交換を通じて供給をコントロール(アルゴリズムによって)することで価格を維持しています。

しかし、暗号資産暴落の過程で「LUNA」も暴落し、市場参加者は不安になりました。

「え、LUNAが暴落してるけど、LUNAに依存している UST は大丈夫?1UST = 1ドル分の LUNA を受取るステーブルコインっていうルールを維持できるの?」

そして、USTの信用不安からBINANCEなどの取引所で売りが広がり、ステーブルコインであるはずのUSTの価格が一時的に暴落したのです。

※USTは均衡を保つことが出来なくなったため準備資産であるBTCも売却しているようです。そしてBTCも暴落しました

 

なお、私は暴落時に少しだけ購入して微益で撤退しました(笑)

・USTはUSDTやUSDCよりも圧倒的に高い金利で何か裏があるとは思っていました。その理由は、無担保型のステーブルコインの欠陥として「売りを浴びせられると価格が保てなくなる!」という無担保型の欠陥だったようです。

 

それでもネット上では前向きな意見もありました。

・大きな経済圏を持つUSTが崩壊するのはあまり考えられないです。

・LUNA暴落時はUSTのドルペッグは外れますが、相場が底入れすれば元に戻ります。

 

【関連記事】

テラのDeFi「アンカー」の預り金、急減──ステーブルコインUSTが再度ドルペッグを失い、投資家が資金引き上げ(2022/5/10 coindesk)

ブロックチェーン業界で最も人気の高いレンディングサービスの1つに対する「取り付け騒動」のような状況

6日もドルペッグを失っており、3日間で2回目。一部のトレーダーや投資家は信用危機と考えている。

多くの投資家は10%を超える利回りを提供するアンカーに群がり、アンカーは預り金としてUSTを必要としたため、USTの流通供給量はこの1年で20億ドルから一時は185億ドルまで急増した。だがアンカーの金利収入はユーザーへの利回り支払いをカバーできず、準備金で埋め合わせていたため、こうした高利回りは持続不可能と批判されていた。

 

徳俵に足をかけるビットコイン、総弱気は反転のサイン?(22/5/10 楽天ウォレット)

ルナファウンデーションガードのウォレットから42500BTCが移動|USTペグが崩れる(2022/5/10 コインテレグラフ)

 

参照記事:DMMビットコイン:ステーブルコインはデジタル版ドルや円?特徴や仕組みを解説!

 

[22年12月更新]FTX破綻の余波 ステーブル保有に要警戒

<2022年12月3日追記>

仮想通貨市場、特にステーブルコインの動きに注意が必要かもしれません!?

万が一のためにUSDTはBUSDに。

https://twitter.com/CryptoRupin/status/1590679043028156421

 

USDTがまた疑われています…

FTXの破綻、ブロックファイの破綻などを受けて、もうどの取引所もレンディング事業者も、ペッグしているはずのステーブル(安定)コインでさえ、信じられない世界が到来しているようです。

2022年11月は、エルサルバドルでビットコインが法定通貨になるなど、お祭りが続いていたのですが、たった1年でこんなに景色が変わるのですね(・。・;

しかしこれは前向きに捉えれば、「人間の心理」を学ぶ教科書です!

 

ステーブルコインの中では、

USDTよりも安全な通貨は、BUSDやUSDCと言われています。

※Twitterやその他のブログなどの情報のため信憑性は低いです。

 

USDCは、現金と短期米国債で担保されているため、理論上は非常に安全なステーブルコインですが、その担保が健全に運用されているかは注視する必要があります。

 

BUSDは日本進出も果たした世界一の取引所・バイナンスが運営しているステーブルコインです。

仮想通貨 国内取引所とウォレット どちらが安全? バイナンスから撤退

 

しかし、どのステーブルコインも安定とは言い切れません。もし、FTXに続き、Binanceに経営危機、攻撃が起こったときに、BUSDもデペグしかねません。

デペグとは、ステーブルコインの価値が1$になっているペッグが外れること。

 

私の中での信頼度は以下です。

ドルUSD > 円JPY > USDC >  BUSD > USDT?

 

その他って信頼度。万が一USDTのペッグが外れるというイベントがあり得るならば、全て法定通貨に換金したいところですが、含み益が出ている方は、税金的な意味で一気に売却することは難しいかもしれません。

 

2022年12月現在、暗号資産の利益は雑所得となり、所得税と合算されます。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1500.htm

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

国税庁HPより 雑所得、所得税

 

なにより、USDC USDT BUSDなど、いずれのステーブルコインも「トークンを発行する」という行為が必ず発生します。

発行の際にはいずれかの資産を担保としますが、その資産自体の暴落懸念も0にはならないため、そこに脆弱性がある可能性をゼロにはできません。

 

ステーブルコイン=必ず1$で安定していると妄信せず、

不安がある方は適宜法定通貨に変更いたしましょう!

 

ステーブルコインに関する関連記事はこちらです!

[事例紹介]ステーブルコインの安定神話の崩壊: USDCとUSDTの比較

 

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

この記事が皆様の参考や情報収集に役立てば幸いです。気に入っていただけましたら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。自己紹介記事はこちらです。

自己紹介:ドタバタ人生と今後のビジョン 美学とは

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・発信方針:長期で投資を続ける考え方,自分の判断で投資をする自立心

 

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「銀行預金だけでは資産価値が減る」不換紙幣・法定通貨の価値が不安定な時代では資産の防衛と経済的自由を確保するための投資が必要です。資産を分散させ、リスクを抑えた運用を心がけましょう。

2. 暗号資産(仮想通貨) の保有について

長期資産として選択肢に入る暗号資産はビットコインです。

  • ビットコイン (BTC): 国家の法定通貨としても使用され、米国で現物ETFが承認されています。

ただし、暗号資産は値動きが大きいため、まずは資産の1%以下の少額からの保有をお勧めします。

 

3.暗号資産の購入を検討している方へ

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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購入を検討する際は、金融庁HP記載の「暗号資産交換業者登録一覧」に記載された取引所を利用することを推奨します。これらの取引所は法令に基づく分別管理規程が適用されており、万一事業者が破綻した場合でも顧客資産の保全が確保されています。ただし法令に沿わない可能性もあるため、取引所を複数利用し、資産を分散させることでリスクを抑えることができます。

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3件のコメント

こんにちわ、卯月ナナヤです
ステーブルコインを制するものは人生を制す / 暗号資産投資のいろはの情報ありがとうございました!

ステーブルコインについて理解が薄かった為、取り上げて頂きありがとうございます!
とても詳しく沢山の情報で大変勉強になりました!

今日現在仮想通貨市場は昨日幾分反発をしましたが依然まだ価格が安い状況でしばらく大きな上昇は期待できないですね><

自分はXRPをここぞとばかり少し買い増ししました(笑)
XRPは早いところSECとの決着をしてもらいたいですね

また不定期ではありますがブログ拝見させて頂きまして勉強させて頂きます!!

ナナヤさん、いつもコメントありがとうございます!

ステーブルコインの知識が増えたようで私も嬉しいです。
仮想通貨ルナの件が本当に大きなことになってしまいましたね。
反発が一時的なものか注視したいと思います。

2018年の崩壊もネムの流出がきっかけとなり信頼の失墜がきっかけになりました。
今回も万が一に備えております。

リップルの裁判も進展がないですが前を向いて自分にできることをしていきましょう!

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クリプトッシー
[職業]会社員/投資家/投資系SNS運営(HP YOUTUBE)  [略歴]2016年 国土交通省入省、株式投資開始  2018年 仮想通貨投資開始  2021年 暗号資産交換業者に転職  2023年 令和の虎CHANNEL出演  2024年 投資総利益1000万円を突破  [取得資格抜粋] 宅地建物取引主任者(合格)、日商簿記3級、FP技能士3級