2024年の経済変動と金利上昇:中小企業が直面する課題と対応策

当記事は2024年8月の経済状況を憂いた時事ネタとなります。

 

先日の記事で、相場下落時のメンタルコントロールについて記述いたしました。

暴落・下落相場で投資家が知っておくべき心構えとメンタルコントロール術

下落への対策は様々な事例がありますが、投資以外の固定収入を得るということも大事です。

固定収入の代表は会社員としての給与所得でしょう。

また、日本の会社員の8割以上の方が中小企業で働いています。

ここでは、昨今の金融政策の変化によって、中小企業が影響を受けるという点について紹介いたします。

・金利上昇による利払い負担増加
・人材確保のための賃上げ圧力
・物価高の継続による仕入れコスト増

これらの問題を感じている方は少なくないはずです。

投資家の方にとって、企業の経営環境を知ることは重要です。

この記事では、2024年の経済環境が中小企業に与える影響と、それに対する具体的な対応策を紹介します。さらに、今後の経済動向を把握し、適切な準備をするための情報も満載です。

特に、中小企業で働いている方にとっては必見の内容となっています。

 

当サイト「投資の美学~クリプト≒フリプト」について
・運営目的:投資を通じた資産形成によって、多くの人が理想の人生を追求できること
・運営主は2016年から株式投資を開始。創作と演者活動(YouTube)を行う。詳細は自己紹介記事

✅コラム⌚読了には約3-5分ほどの時間を要します。

 

金融政策の変化とその影響

日本は2010年代より大規模な金融緩和を進めてきました。

日本銀行は、2013年4月に、「量的・質的金融緩和」を導入し、金融市場調節の操作目標を無担保コールレートからマネタリーベースに変更するとともに、マネタリーベースおよび長期国債・ETFの保有額を大幅に拡大することなどを決定しました。

2016年1月には、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入し、金融機関が保有する日本銀行当座預金の一部に▲マイナス0.1%のマイナス金利を適用することを決定しました。
参考:日本銀行 

この長年の金融緩和政策がついに終了し、金利が生まれる社会へと戻りつつあります。

 

日本銀行の政策金利動向:利上げの継続とその影響

2024年3月19日、およそ8年間続いたマイナス金利政策が解除されました。
その後、7月30日と31日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%に引き上げ、長期国債買入れ予定額を3兆円に減額する計画が発表されました。

みなさんは、金利が上昇するとどんな影響があると思いますか?

金利上昇は、企業の利払い負担を増加させます。
特に中小企業にとって、これは深刻な課題です。
利上げが続くかどうかを注視することは、企業経営にとって非常に重要です。

「金利上昇による財務負担が増える」と聞くと、中小企業の財務担当者にとっては、頭が痛くなりそうですよね。

 

2024年の経済環境と中小企業への影響

2024年8月頭の世界経済は波乱に満ちています。
日経平均株価は42,000円の最高値から一時32,000円まで急落しました。

1987年のブラックマンデーを超える下げ幅です。

同時に急激な円高も進行しましたす。
ドル円相場は1か月で160-161円から141-45円へ急激に円高が進みました。
この影響で、輸出企業の利益が圧迫される一方、輸入コストが軽減される可能性があります。

 

中小企業が直面する3つの課題

続いて、中小企業が直面する課題について考えていきましょう。

想定の斜め上を警戒していきましょう!

©レベルE / 冨樫義博 / 集英社

 

金利上昇による財務負担

金利上昇が引き起こす財務負担、これは避けて通れない問題です。

日本銀行の利上げ政策により、中小企業は増加する利払い負担と戦わなければなりません。

投資家や経営者目線でいえば、低金利が継続してくれる方がありがたいでしょう。
株価は上がりやすく、低金利でお金を借りることができるのでビジネスがしやすいですので。

ただし、世界各国の金利が高水準にある中、日本だけが低金利でスト、円安が止まりません。

円安に関しては前回の記事で記載しました。

円安時代に備える!賃金と物価の乖離から見る賢い投資戦略

日本は利上げ傾向が進むと考えられます。

金利上昇による利払いの増加は、企業の利益を圧迫します。
これに対処するためには、金利変動への対応策を考える必要があります。

例えば、固定金利への切り替えや、金利動向の情報収集を強化することが有効かもしれません。

 

人材確保のための賃上げ圧力

人材確保のための賃上げ圧力も無視できません。
2024年は大手企業で3-5%の大幅な賃上げが続いています。

中小企業も多少は賃上げを行わなければ優秀な人材を集めることができません。

賃上げは人材確保の鍵ですが、それに伴うコスト増加も頭痛の種です。

この問題に対処するためには、生産性の向上やコスト削減策を考える必要があります。
AI、DXなどデジタル活用を行い、効率化を進めることで、賃上げのための財源を確保することが重要ですね。

 

物価高の継続による仕入れコストの増加

そして、物価高の継続が仕入れコストを増加させます。

既に値上げした企業が値下げに転じることは難しく、物価の上昇が続くと予想されています。

物価高による仕入れコストの増加は、企業の利益を圧迫します。

この状況を乗り越えるためには、コスト管理と価格転嫁の工夫が必要ですね。

中小企業のための対応策

続いて中小企業の対応をさらに深堀していきましょう。

・取引先の倒産リスクの監視

取引先の倒産リスクを早期に察知することが、企業の安定経営にとって重要です。

取引先の経営が悪化すると、自社にも影響が及びます。

 

・従業員への支援策:ローン応援手当の導入
金利上昇に伴い、従業員の住宅ローン負担も増加します。

ローン応援手当などの支援策を導入することで、従業員の負担を軽減することができます。

 

今後の動向と最悪の事態の想定

ここまで日本銀行の利上げ政策が続く中での対応などについて考えてきました。

最後に、最悪の事態を想定しておきましょう。

最悪の事態を想定することで、予期せぬ事態に柔軟に対応できるようになります。
例えば、金利高と円安が同時に訪れることです。

それに備えて、日本円の現金比率を高くしておくことも大事かもしれませんね。

この記事を通じて、金融政策の変化が中小企業にどのような影響を与えるかを理解していただけたでしょうか。

今後の経済動向を注視し、適切な対策を講じることで、みなさんの生活をより強固なものにしていただけると幸いです。

 

当サイトでは会社員の方の資産防衛策として、ビットコインへの投資についても紹介しています。

仮想通貨ビットコインの投資ガイド:基礎知識から投資方法まで完全解説

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

この記事が皆様の参考や情報収集に役立てば幸いです。気に入っていただけましたら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。自己紹介記事はこちらです。

自己紹介:ドタバタ人生と今後のビジョン 美学とは

当サイトは、資産形成をサポートするため、真摯に運営しています。ただし、掲載されている情報は運営者の意見や視点に基づいていますので、参考程度にご覧ください。理念やサイトマップについては、トップページに記載しています。

なお、記事には投資アドバイスや推奨は含まれておりません。投資にはリスクが伴いますので、自己責任で判断をお願いします。

※記事にはPR・アフィリエイトが含まれています。※当サイトの案件取り扱い方針はこちらをご確認ください。

 

<経済的自由への道草・おすすめサービスのご紹介>

1. 資産防衛と経済的自由の獲得を目指す投資
「銀行預金だけでは資産価値が減る」不換紙幣・法定通貨の価値が不安定な時代では資産の防衛と経済的自由を確保するための投資が必要です。資産を分散させ、リスクを抑えた運用を心がけましょう。

2. 当サイトでのおすすめサービス

投資のコンシェルジュ:商品を持たない中立的なFPの相談サービス
紹介記事はこちら→投資のコンシェルジュで始める賢い投資術!顧客ファーストの理由とは

②まねぽん:AIで無駄な支出を見える化できるサービス
紹介記事はこちら→AIで無駄な支出を見える化!まねぽんで資産運用を学ぶ

③バフェッサ:投資の達人になる投資講座 オンライン講座の視聴プロモーション
投資家ウォーレン・バフェット氏の投資戦略を分析し、その精神に基づいて編み出した投資メソッドです。オンライン講座を通じてバフェット氏の手法を学べます。(提供:株式会社Free Life Consulting)

④証券会社:SBI証券(新NISAの活用が可能です)
SBI証券で 口座開設

⑤松井証券FX:100円から取引できる! FXはじめるなら、松井証券
1通貨単位で取引できるため、取引に必要な資金が少額で済むことがメリット。為替レートの変動リスクも抑えることができる。初心者におすすめの証券会社。私はほぼ売買せずスワップ金利獲得目当て。



3. 暗号資産(仮想通貨) の保有について

長期資産として選択肢に入る暗号資産はビットコインです。

  • ビットコイン (BTC): 国家の法定通貨としても使用され、米国で現物ETFが承認されています。

ただし、暗号資産は値動きが大きいため、まずは資産の1%以下の少額からの保有をお勧めします。

 

4.暗号資産の購入を検討している方へ

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「ビットコイン投資を始めよう! 元手0円から仮想通貨投資を始める方法」

☛暗号資産の売買ができる取引所は、国内外合わせて数多く存在します。

購入を検討する際は、金融庁HP記載の「暗号資産交換業者登録一覧」に記載された取引所を利用することを推奨します。これらの取引所は法令に基づく分別管理規程が適用されており、万一事業者が破綻した場合でも顧客資産の保全が確保されています。ただし法令に沿わない可能性もあるため、取引所を複数利用し、資産を分散させることでリスクを抑えることができます。

GMOコイン 出金手数料無料の万能取引所
✔日本円出金・暗号資産送付手数料無料。東証一部上場企業の子会社が運営し安心感も高い。
✔現物取引可能な暗号資産数が非常に多く、アプリも見やすい。
👉無料登録はこちら



OKJ グローバル取引所が日本に進出
✔無料口座開設でBTC1,000円分がもらえる
✔レイヤー1銘柄に強くステーキングも豊富 SUI APT SOL ASTR OP等
👉無料登録はこちらをタップ・クリック

✅サイト運営主である私の簡単な自己紹介。 詳細は自己紹介記事にて。
・投資歴:2016年から株式、2018年から暗号資産(仮想通貨)投資を開始
・本業の会社員としての経歴:国土交通省→金地金流通協会企業→暗号資産交換業者→建設業
・暗号資産交換業者勤務歴を活かした着眼点、宅地建物取引主任者試験にも合格。
・投資スタンス:BTC ETH SOLなど時価総額が大きい銘柄を長期で複利運用

👉最後に
当サイト”投資の美学 クリプト≒フリプト”では、投資を楽しんで続けるための豊富な情報を発信しております。以下より、興味のある記事を探してみてください!

記事カテゴリ】
Ⅰ 始め方 :初心者向けに投資の基本や始め方を解説
Ⅱ 暗号資産:ビットコイン,イーサリアム,アルト・ミームコイン,用語解説,歴史,業界動向,レンディング
・複利運用:レンディング・ステーキング  ・株主優待
Ⅲ 戦略.リスク :投資戦略とリスクを回避する情報(主 暗号資産,次 伝統資産)
Ⅳ 心構え :投資をする上で重要な心構えとマインド
Ⅴ 納税  :暗号資産に関する税制度や納税
Ⅵ 伝統資産:株式,貴金属,法定通貨
Ⅶ コラム :時事・ニュース,投資,STEPN,こちら織田証券㈱

 ※当サイトは YOUTUBEチャンネル 投資の美学 クリプトッシー(ルパン)と連動しております

 

【ブログランキングにも参加中】応援していただける方は、タップ・クリックのほどお願いいたします!
みなさまのエールが記事作成の励みになります!

にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ
にほんブログ村
仮想通貨ランキング

BitLending

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

クリプトッシー
[職業]会社員/投資家/投資系SNS運営(HP YOUTUBE)  [略歴]2016年 国土交通省入省、株式投資開始  2018年 仮想通貨投資開始  2021年 暗号資産交換業者に転職  2023年 令和の虎CHANNEL出演  2024年 投資総利益1000万円を突破  [取得資格抜粋] 宅地建物取引主任者(合格)、日商簿記3級、FP技能士3級