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1話 TA・WA・KEEEE!!!!
https://youtu.be/JaJkU_jbA3M
「信長様ァ…!も、申し訳ございません!ポンド/円部隊が、壊滅寸前です…」
「トゥアァ…TA・WA・KEEEE!!!」
パワハラ、アルハラ、モラハラ。数十種類にも増えたハラスメント戦国時代をものともせず、織田証券株式会社清州営業所では、今日も信長の怒鳴り声が響き渡る。
時は2020年12月のことだ。
「ロスカットの逆指値売却設定を忘れるな!と、毎朝朝礼で唱和しておるじゃろうが!?」
「はぁい、ただちに売却を進めます…」
FX課に配属されてまだ9か月程度の新入社員・我毛氏郷は、力なく返答する。
「もう遅いわ!その通貨ペアは塩に漬けておけ。100貫ほど追加の軍資金を支給してやるから、それで挽回せい」
令和の大魔王と呼ばれる信長社長の前では、有名大学卒のエリートも心なしか小さく見える。さきほど叱責された我毛こと通称ガモたんは、生まれたての小鹿のように体をプルプルとさせていた。
「どうしよう…こうなったら、海外FXでフルレバレッジを…」
「トゥアァ…TA・WA・KEEEE!!!」信長、再び咆哮。
「あっぁああああ!!」ガモたんは冷静な判断力を失い、頭を抱えながら席から立ったり座ったりを繰り返している。広島カープのスクワット応援みたいな。
「ガモたん!落ち着け、落ち着かんかあ!」自分の怒号でガモたんをパニック思考停止状態に至らしめた信長は、彼をなだめている。
「ガモたんよ。よいから深呼吸をせえ。お主はまだ入社して間もない。いきなり最難関のFX課に配属させた儂も悪かった。一度冷静になって、わが社の社訓を読みあげるのじゃ」
「は、はい」
ガモたんはそう言って、織田証券株式会社社訓をそらんじはじめた。

「そこまででよい。どうじゃ、ガモたん。落ち着いてきたか?」
「はい。次は、資金管理を徹底してから相場に挑みます」
「そうじゃ、その意気じゃ」信長はそう言って、ガモたんの背中を叩いた。
決してホワイト企業とはいえない軍隊方式の織田証券株式会社だが、不思議と入社志望者は絶えなかった。ノルマ達成の際の報酬が外資系企業に匹敵するほどのものだからか、それとも信長社長のカリスマ性か。
叱責されていた隣の部署のガモたんは、秀吉にとって他人事ではなかった。ガモたん以上の叱責を浴びる大失態を犯してしまっていた彼は、苦虫をすりつぶした顔をしている。
秀吉は、心の中で評定を開いていた。
「どうしよう。この報告をせぬまま、織田証券から消えてしまおうか…
でもだめだ。俺は巨大財閥・今川グループを飛び出して、不退転の決意で織田証券に転職したんだ。これくらいのおっぱい、じゃなかった、失敗で逃げるわけにはいかない…」
意を決した秀吉は、自らのデスクを立ち、信長の下にやってきた。
「信長様、実は、大事な報告があります」
「なんじゃ、サル?」
「私に与えられていた軍資金ですが…2/3が消失しました…!」
「ん?ど、どうしてじゃ?」
「TAWAKE!!!と怒鳴らないで聞いてほしいのですが…大丈夫ですか」
「わかった。TAWAKE!!!は封印し、冷静に、聞くとしよう…」
その言葉を聞いて安心した秀吉は、会社員にとって元も大事な報連相を行い始めた。
「信長様に報告していたように、暗号資産XRPは、11月に一時80円をつけ、わが軍の軍資金も4倍に達しました。そのときにさらに買い増ししていたのですが…
数日ほど前、XRPの発行元であるRipple社が提訴されました」
「提訴?それは、裁判のことか?」
「はい、裁判です」
「え、ガチ?裁判って、え?裁判?」普段は社員に対して威厳を保つため戦国武将のような言葉遣いをしている信長もこの時ばかりは若者言葉になっていた。
「はい、残念ながら、ガチなヤツです…」
「ガチかあ。で、当方の被害は?」
「一時、40%を超える大暴落。XRP部隊は壊滅寸前。そのほか、アルトコイン戦線も壊滅に近い状況です…」

信長様はわなわなと震え出した。これはヤバい、激おこだ、と秀吉が気付いたときにはもう手遅れだった。
「トゥ、トゥアァ…TA・WA・KEEEE!!!」
2話 リップル XRPとバイオ株には手を出すな
「トゥ、トゥアァ…TA・WA・KEEEE!!!」
信長は怒った。オフィス中に聞こえるほどの怒号が響き渡る。怒らないと約束をしていたが、頭に血が上ってしまったようだ。
「も、申し訳ございません…」秀吉はただただ頭を床にすりすりしている。
「XRP リップルとバイオ株には手を出すな、とあれほど言っておいたじゃろうが!!
今一度、基礎から勉強しなおすのじゃ!!」
荒ぶる信長の様子を察して、2人の宿老も集まってきた。
「手を出すな?って、あれですか?乃木坂46勇士主演で実写化した作品?」
「それは映像研には手を出すな、だろ?それに乃木坂は46で終わりだから。46勇士って、真田10勇士みたいに言ってんじゃねえよ」
話に入ってきたのは、羽生長秀と柴口勝家だった。織田証券の古参社員の彼らは信長にものおじせず意見できる数少ない人物である。
「お主ら、邪魔をするな!」と言って、信長は2人の頭に鋭いジャブをかました。「イッテ」「体罰だァ」と言って、彼らはそれぞれの担当部署に戻っていく。
羽生と柴口の冷やかしによって、信長の怒りは少し収まっていた。
「秀吉よ。わが社の主力事業はなんじゃ?」
「それは、投資事業です。
株式投資軍、債券軍、貴金属軍、独立遊軍などに部隊を分けて、お客様から預かった元本を増やすことがわが社の使命だと認識しております」
「それは表向き、のことだ」
「表向き?」
「まあ、まだそこは知らんでいい」
「…?」秀吉は信長の意味深な発言に眉を曇らせた。しかし彼は賢かった。今の自分はまだ織田証券の最重要秘密を知るべき段階にはない、と自覚していたのだ。
「秀吉。今の社内の人事状況を把握しておるか?」
「はい。
今、織田証券には、4人の四天王がいらっしゃいます。
貴金属に詳しい最古参社員、柴口 勝家。
手堅く債券を運用する、羽生 長秀。
不動産を売買の第一人者、滝 一益。
株式のことならなんでもござれ、明地 光秀」
「そうじゃ。貴金属、債券、株式、不動産。投資の4つの収益柱がわが社の軸だ。四天王たちはそれぞれに得意な部門があり、軍資金と純利益を増やすために切磋琢磨しておる」
「しかし信長様。私はその軸の資産をメインに取り扱っていません。私に、GMOコインかBITPOINTで口座を開設して、ビットコインを買え。と命じたのは信長様ですよ?」
「なぜビットコインを買え、と命じたかわかるか?」
「わかりません!」
「即答かよ。もう少し考えよ」
「…わかりません」
「もうよい。儂が教えてやる。相場の世界で最も価格変動が激しく難易度の高い暗号資産の世界。難しいからこそ、リスクもリターンも巨大だ。そういった諸刃の剣だからこそ、お前に任せた。」
「信長様は、私に期待してくれていると理解してよいのでしょうか?」
信長は少し微笑んだ。
「期待、か。少し違うな。儂は、お主の心の奥底にあるその反骨心が好きなんじゃ。表面的な人たらしとしてのお前ではなく、復讐と欲望に満ちた深層心理が…」
「信長様、あなたは私の過去をどれだけ…」
「まあその話は置いておくとしよう。
だが秀吉。儂が指示したのは、BTCビットコインを買え。ということだけじゃ。仮想通貨といえば、ビットコイン。あの銘柄を買っておけば、あとは勝手に値段は上がるはずだった。実際、BTCは2020年、年初来安値の50万円前後から、300万円近くまで、6倍の上昇をみせている」信長は眉を曇らせた。
秀吉は険しい顔で答える。
「しかし、私は、王者・BTC(ビットコイン)や、時価総額第二位のETH(イーサリアム)ではなく、 XRP (リップル)を主力部隊に選びました。それが今回の部隊壊滅の原因です…」
「なぜ、XRP リップルを主力銘柄に選んだ?数多くの銘柄からXRPに軍資金を多く賭けた理由が知りたい」
信長は決して怒ってはいなかった。ただ純粋に、秀吉の選択について疑問に思っていた。
「な、名前が可愛いからです…」
「TA・WA・KEEEE!!!」
「う、うそです!アイコンが…可愛いからです!」

「TA・WA・KEEEE!!!」
「う、うそです!リップルは、1XRPあたり50円前後と、値段が安くて投資しやすいからです。1BTCは50~250万円前後と、なんだか高くおもえまして~」
信長はタワケ、とは言わなかった。目をカッと見開き、秀吉を睨みつけた。
「秀吉。お主はなぜ儂に嘘をつく?」
「…バレていましたか」
「別に本心を話さんでもよい。だがな、思い出せ、秀吉。お前はなぜ、数々の投資商品の中から`暗号資産`を選んだ?そのオリジンだけは忘れるな」
「オリジン…原点ですか」
「ああ。そうだ。過去に戻ることはできない。変えられるのは未来だけ。しかし、未来を変えるためには、過去の自分の選択を振り返って分析する必要がある。お前はこれからも投資の世界で戦っていくんだろ?」
「ええ。もちろん。信長様。この秀吉、少し頭を冷やして、過去を振り返ってみます…」
秀吉はそう言って、自らのデスクに戻った。
彼の後ろ姿を見ながら、信長はぼそりと呟いた。
「XRP落城寸前か。`真の通貨`は、はてはて…」
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
こんばんわ、卯月ナナヤです。
仮想通貨 リップル XRP とバイオ株には手を出すな!! /こちら織田証券(株)の投稿記事拝見させて頂きました!
とても面白く読みやすい記事を書いて頂きありがとうございます^^b
私おもいっきりXRPを保有しておりました^^;
今は昨日相場上がったの一度利確をしました。ただSECとの訴訟問題が解決しそうなので、また相場が下落した時に買戻しをしどれぐらい上昇が期待できるのかを見守ってからまた売ろうかと思ってます。
仮想通貨はいまどれもボラティリティが大きくて怖い面もありますがうまく立ち回れるように注視していきたいと思います。
卯月ナナヤさん
いつもコメントありがとうございます!
ナナヤさんもリップラーなのですね!!親近感がわきました、なんかうれしいです(笑)
ええ、昨日の急騰は私も少し利確しました(笑)
SEC訴訟も不透明ですし、また押し目で拾いなおしたいですね。
私の最大保有量は39000で、2020年12月の訴訟時にはかなりダメージを食らいました…
今は主力をXRPから別の通貨に移したのですが、今でもXRPには思い入れがあります。
ボラの激しい仮想通貨ですが、暴落時にはしっかり拾っていきたいですね!
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