令和の虎で人気の林社長がフランチャイズを広めるためトークンを活用した資金調達を行うようです。
その名も『フランチャイズトークン FCトークン』。
参考資料:PRTIMEZ 令和の虎で大人気の「林社長」がフランチャイズを広めるためトークンを活用した資金調達に向けた「FCトークン＠林尚弘」コミュニティを先行オープンし各種キャンペーンを開始！
「FCトークン＠林尚弘」コミュニティを先行オープンし、各種キャンペーンを開始するとのことです。
2024年7月20日時点で、トークンの時価総額はおよそ６億円です。
このプロジェクトの目的は明確です。
フランチャイズの事業拡大を図るための新たな資金調達手段として、トークンを発行するのです。
クラウドファンディングよりもトークンを発行する理由はなぜでしょうか。
なぜ株式ではなく、トークンを発行するのでしょうか？
令和の虎の動画内で林社長は、「株式は放出したくないから」とおっしゃっていました。
その発言の意図からは、株は出したくないが、トークンで資金調達がしたいという意図を感じますね…💦
なお私は令和の虎出演者として、今回の林社長の動画を拝見しました。林社長の態度は、暗号資産・仮想通貨を軽視したものとして悲しくもありました…
この記事では、FCトークンの背景や賛否、そして成功の可能性について詳しく掘り下げていきます。
果たして、FCトークンはフランチャイズ業界に革命をもたらすのでしょうか？
それとも仮想通貨・暗号資産業界に汚点を残すようなことになるのでしょうか？
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✅コラム⌚読了には約5-7分ほどの時間を要します
令和の虎とは？その影響力
まずは「令和の虎 」について簡単に解説します。
令和の虎とは、自らのビジネスアイデアを発表し、虎と呼ばれる投資家たちから資金を得るためのプレゼンバトル番組です。
Wikiより 『令和の虎』は、2018年からYouTubeで配信されているリアリティ番組である。『Tiger Funding』（タイガーファンディング）という企画にて、一般人起業家である志願者（虎の子）が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員（虎）が出資の可否を決定するという番組内容となっている。
様々な派生チャンネルも誕生しております。
チャンネル登録者数は2024年6月時点で118万人を超えています。
なお、筆者の私は、YOUTUBE ちゃんねるトッシーの演者として2023年10月に令和の虎 美容版タイガーファンディングに出演しました。
もし興味があれば、私の出演シーンをこちらからご覧いただけます。
林尚弘氏とFCトークンについての公式発表
そんな「令和の虎」の人気出演者で経営者の林尚弘氏が、フィナンシェトークンを活用して新たなフランチャイズ事業を展開することになりました。
林氏はトークンを使って多くのフランチャイズに加盟するための資金を調達し、フランチャイズ事業の拡大と支援者への還元を目指しています。
支援者はトークンを購入することで、プロジェクトを応援できます。
また、トークンを継続保有することで、プロジェクトが成功した際にリターンを得ることも可能です。
応援していたバンドが大ヒットを飛ばすような感覚ですね。
✅なぜトークンなのか？
林氏は、トークンを保有してもらうことで、フランチャイズの成長に伴い支援者にも還元する仕組みを構築したいと考えているとのことです。
以下、公式コミニティの内容の要約です。この内容は主催者の林氏の主観で良い面がメインで書かれております。
https://financie.jp/users/FC_token
フィナンシェにおけるトークンは「プロジェクトとサポーターを繋ぐ応援の証」として定義されており、このトークンを持つことでFCブランドのサービスが少しお得に受けられる特典や、口コミや拡散でフランチャイズを広めるお手伝いをしてくれた方にトークンをプレゼントするなど、日頃の感謝の気持ちを表す手段としても活用されます。
さらに、このプロジェクトが成長し収益が出た場合、収益の一部を用いてトークンの買い支えを行い、中長期的にトークンの価値を上げていく計画もあります。これにより、初期からトークンを持って応援してくれている人々や、事業を広げるのに貢献してくれた方々に感謝を伝えつつ、リターンを提供できる仕組みが整えられています。
トークンとフランチャイズ事業は、相性が非常に良いと考えています。
続いて、フィナンシェトークンについて簡単に説明します。
フィナンシェトークンとは
フィナンシェトークンは、ブロックチェーン技術を使って発行されるデジタルアイテムで、プロジェクトを応援するためのデジタルお守りのようなものです。
このトークンを持っていると、プロジェクトが成長するたびにリターンが期待できます。
イメージとしてはプロジェクトとサポーターをつなぐ「応援の証」として定義されるデジタルアイテムですね。
フィナンシェトークンは、「トークンエコノミー」という仕組みでもあります。
トークンエコノミーは、トークンを使って経済活動を活性化させる仕組みです。
フィナンシェトークンは、プロジェクトを応援する手段として使われ、プロジェクトが成功するとそのトークンの価値が上がることがあります。
これはまるで、応援しているアイドルが大スターになるようなイメージですね。
クラウドファンディングとの違い
ここで少し、クラウドファンディングとの違いについても触れておきましょう。
クラウドファンディングは、プロジェクトに対して一度きりの支援を行うのが一般的です。しかし、トークンは違います。
トークンを持ち続けることで、プロジェクトの成長を見守り、リターンを期待することができるのです。
さらに、トークンは売買も可能なので、応援しながら利益を得ることもできます。
これだけ聞くと、林社長の発行するトークンは良い面ばかりが浮き上がっています。
賛否両論側の意見
さて、フィナンシェトークンについて賛否両論の意見があるのは事実です。
ここでは賛否、両方の意見を紹介します。
賛成派の意見
賛成派は、フィナンシェトークンを活用した新しい資金調達手段は有望だと考えています。
トークンを持つことで、プロジェクトの成功を一緒に喜び、利益を共有できる点が魅力的だという意見が多いですね。また、デジタルアイテムとしてのトークンが、プロジェクトへの参加意識を高めるとも言われています。
さらに、トークンはスポーツチームやエンタメプロジェクト、教育分野など、さまざまな分野での活用も行われています。
林社長のプロジェクトが成功し、収益が上がることで、トークンの価値も上がると期待されています。また、トークンを通じて得られるリターンは、長期的に見ても大きな魅力です。これはまさに、デジタル時代の新しい投資の形と言えるでしょう。
反対派の意見
これは私の一意見なのでご参考までに。
林社長の動画内での態度を見ると賛成はできませんでした。
仮想通貨を愛する私から見た動画内の林さんの態度は、「仮想通貨を舐めている。資金調達のためにアルトコインでも発行してファンから金をまきあげるか」と言った考えに見えてしまったのです。
仮想通貨は発行が容易であり、株と違って簡単に売買できるため、令和の虎や林社長のファンがよく理解せずにトークンを購入し、暴落して仮想通貨全体に対する不信感が広がる可能性があります。インフルエンサーが仮想通貨を煽ることで、仮想通貨が誤解され、悪評が立つのは非常に残念です。
そのような態度ではトークン発行ではなく、クラウドファンディングや株の放出によって資金調達をしてほしいと感じました。
トークンが下落して、仮想通貨・暗号資産の評判を下げないでほしいとさえ思います。
今回の主な反対理由は下記です。
・トークンの価値が保証されていない、市場の変動リスクが高い
・林社長の態度からトークンへの理解が浅いと感じる
・そもそものフィナンシェトークンの価格が大きく下落し、公募価格を割れている
・トークンの買い支えが行われても市場に逆らうのは難しい
まず、トークンの価値が保証されていない点が懸念されています。
市場の変動リスクが高く、トークンの価値が大きく上下する可能性があるため、安定した投資手段とは言い難いです。また、トークンの仕組みが複雑で、一般の人々には理解しにくいという意見も多いです。
さらに、林社長の態度や話し方から、彼がトークンについて深く理解しているようには見えないことが指摘されています。
彼がトークンを資金調達の手段として利用しているだけで、本質的な理解が伴っていないと感じました。トークンエコノミーの複雑さやリスクを軽視していると見られているのです…
フィナンシェトークン自体の歴史を振り返ると、IEO（Initial Exchange Offering）で一時的に価値が急上昇しましたが、現在では公募価格を下回っています。
このような価格変動は、投資家にとって大きなリスクとなります。
林社長は「トークンの買い支え」を提案しています（とても軽い口調で、買い支えればいいんでしょ？という態度で）が、市場の波に逆らうのは難しく、過去の例からも成功の保証はありません。
STEPNほどのプロジェクトでさえ、トークンの価格の維持は難しいです。
暗号資産交換業者としての経験を持つ私から見ても、インフルエンサーが浅い理解で暗号資産を利用して資金調達をすることには強い違和感があります。
過去の例として、ヒカルのゼノに関してもトークンは悲しい値動きとなりました。
仮想通貨について根性論で語るのは控えるべきだと、令和の虎の動画を視聴して思いました。
仮想通貨は深く理解し、慎重に扱うべきものであり、その本質を見失わないようにすることが重要です。
林さんの言動は、仮想通貨を軽視しているように感じることもあり、トークンエコノミーやアルトコインの価格維持の難しさを理解していないようです。
フィナンシェトークンも最高値から1/7になっており、林さんのトークンが今後成長し続ける保証はありません。
林さんはIEO（Initial Exchange Offering）にも言及しておられましたが、それを考えるなら、もっと仮想通貨について学ぶべきです。
日本で最も心血を注いでトークンエコノミーを育てている渡辺創太氏のアスターネットワークでさえ、価格は2024年６月時点でピークの1/3の水準になりました。
インフルエンサーが一瞬アルトコインを紹介するせいで、ヒカルのXENO、青汁王子、朝倉未来のIOSTなどが、一瞬だけ商売の道具にされ、投機のおもちゃになってしまいっています…
賛否あり 林信者、令和の虎信者しか集まらない？
フィナンシェトークンのコミュニティに関するSNSの投稿を見てみると、「林信者」や「令和の虎信者」と呼ばれる熱心なファンたちが集まっているようです。
✅熱狂的なファンベースの力
林尚弘氏や「令和の虎」を応援する人々は、その熱意と情熱でプロジェクトを盛り上げています。
彼らの存在は、プロジェクトにとって大きな強みです。例えば、口コミでトークンの存在を広めたり、イベントに参加してコミュニティを活性化させたりと、様々な形でプロジェクトをサポートしています。
こちらに関しては賛否両論の声があります。
宗教みたいというものもあれば、信者からお金を巻き上げているというものも。
まとめ
令和の虎の林社長のプロジェクトに関して、みなさんはどう思われましたか。
すべてのプロジェクトにはリスクが伴います。市場の変動やプロジェクトの失敗など、トークンの価値に影響を与える要因は多岐にわたります。
トークンの価格変動は、プロジェクトの進捗や市場全体の動向に左右されます。投資家が期待する成果が出なかった場合、価格が下がることもありますが、それもトークン投資の魅力の一つです。
しかし、適切な情報収集とリスク管理を行うことで、そのリスクを最小限に抑えることができます。
令和の虎や林社長を応援したい方は、このトークンを支援することはありかもしれません。
値上がりを期待するのはリスクがあるかもしれませんが…
ただ私は、今回の案件に関しては、前述したように以下の意見を持っています。
仮想通貨を愛する私の視点から見た林社長の動画内での態度は、「仮想通貨を甘く見ている。資金調達の手段としてアルトコインを発行して、ファンから資金を集めるつもり」という印象を受けました。
仮想通貨は発行が容易であり、株式とは異なり市場での売買が簡単に行われます。そのため、令和の虎のファンや林社長の支持者が理解せずにトークンを購入し、その後の暴落が仮想通貨全体に対する不信感を広める可能性があります。インフルエンサーが仮想通貨を煽ることで、誤解や悪評が広まることは極めて残念です。
このような状況では、林社長が提案するトークン発行よりも、より透明性がありリスクの少ないクラウドファンディングや株式放出などの伝統的な資金調達手段を選ぶべきではないかと感じました。
みなさんも、ぜひご自由にご意見を抱いていただけば幸いです。
なお私は、基本的に暗号資産投資はビットコインとイーサリアムを中心にしております。
参考となる暗号資産格付けの記事は以下です。
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- イーサリアム (ETH): NFTの売買など実利用が進んでおり、米国で現物ETFが承認されています。
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ただし、暗号資産は値動きが大きいため、まずは資産の1%以下の少額からの保有をお勧めします。
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