当ブログでは、利益の最大化ではなく、
“投資時間収益率=税引後利益÷投資に費やした時間” を高めて、充実した人生と資産運用を両立させることを提唱しております。

なるべく高い値段で売り、安い値段で買い戻す。
それが投資で利益を上げる簡単な方法です。
ですが、それを何度も何度も繰り返そうとすると、時間を多く費やしますし、どこかでミスをしてしまいます。
そのためこのブログでは、売買回数自体を減らすして、投資に費やす時間を減らすことを提案しております。
今回の記事は、売却後の日本円の取り扱いを仕組化して、投資にかける時間を短くする方法を紹介いたします。
この記事は以下のような人におすすめです!
・利益確定後いつも高値で買い戻してしまう。
・日本円の取り扱い余力の活用方法がわからない。
・利益確定、損切りを行った後の売買が苦手。
経済的自由に向けて、より良い投資方法を探していきましょう!
Contents
売買回数を減らすためには、売却後の日本円余力に注目する
売買回数を減らすために今回注目したことが、日本円余力の取り扱い方法です。
指値売り注文、もしくは逆指値注文、成り行き注文など売りを行った場合、日本円余力が増加します。
この日本円余力をどのように扱うかが、短中期投資にとって最も重要と言っても過言ではないでしょう。
せっかくルールを決めて利益確定や損失確定を行っても、売値より高値で買い戻してしまうなど、再度買い価格を誤ってしまえば利益を増やすことはできません。
ここでは日本円余力の取り扱いに関して、いくつかの事例を紹介します。

-NG事例- 売値よりも高い位置で買い戻してしまう
売値よりも高い位置で買い戻す
これは最も利益を減らす可能性が高い売買方法です。
そもそも、売却した時点よりも高い価格で再度購入するならば、該当の価格帯で売却した意味がありません。売買回数が増えて、取引手数料と税金だけがとられたことになってしまいます。
もちろん売値より高い価格で飛びついて買ってしまいたくなる気持ちもわかります。
「売却後に予想外の好材料が出た。市況分析の結果、ほぼ確実に更なる値上げが期待できる」といったこともあるでしょう。私も何度も経験があります。
しかし、売値より上での価格はお勧めできるものではありません。
その理由は、「自分から振った恋人をやっぱりいい人やからもったいない!と考え直すみたいなものだから…」ではなく。
理由は主に2つあります。
ひとつは、感情と欲望が入り込んでしまうからです。
当初の計画を覆し、利益確定した銘柄を高値で買い戻すということはその銘柄に必要以上の感情が生まれている証拠です。まさに欲望のままに動いてしまっているのです。もちろん、買い戻した後にさらに価格が上がることもあるでしょう。
しかし、その後の売却タイミングは非常に難しくなります。もう一度利益確定したとしても、さらに上がると思って、また売値より高い位置で買戻しを行ってしまうかもしれません。
感情と欲望が高まり、もっと上がると期待して、買戻しを続けた先にどうなるでしょうか。
いずれどこかで下がります。永遠に上がり続ける銘柄はないので当然のことです。ただ、そのあと、どの価格帯で売るのかが非常に難しい判断になってしまうのです。
当初の購入価格で考えるのか、それとも、高値で買い戻した値段を基準に考えるのか、迷いが生まれます。
そして、適切な売却の判断が下せなくなるのです。
このようなことをしていては、今までの利益を大きく減らしてしまう結果になるでしょう。
ふたつ目は、利益確定後の高値買戻しを一度認めてしまうとキリがないからです。
一度それを行って利益をさらに増やせた場合、利益確定を行ってもまた買い戻せばよい、という感情が芽生えてきます。そうなると売買回数や判断回数を減らすという目的は達成できなくなります。
私が提案している「投資時間収益率」を高めるためには売買回数と判断回数を減らすことは重要な要素となります。
売却検討銘柄の予想以上の価格上昇が見込まれるときの対処法
では、一部、売却した銘柄がさらに価格上昇しそうな場合には、どのような対処をすればよいのでしょうか。そのような場合には2つの行動が候補にあげられます。
1.現在注文中の指値売却価格のさらに高値に設定する
まだ売却していない分の目標価格を上げる対応をすることです。例えば、100円、120円、150円での分散指値売却を設定していた場合、120円、150円、170円と価格を上げます。
2.日本円余力は他の銘柄に投資する。一度利益確定した銘柄には拘らず、他のチャンスを伺ってみましょう。新たな気持ちで別の銘柄を購入する際にもルール設定は忘れずに。
高値での買戻しは利益を減らす可能性が高くなるため厳禁です。串カツの二度付けと同じです。仕込みが終わったあとには二度付け禁止。これは徹底してください。

◯売却した価格帯の1~10%低い価格帯で買戻しを行う
「100円で売却した!よし。95円で買い戻そう!」
このように売却した価格帯の1~10%低い価格帯で買戻しを行うことがあります。
これは「売却価格よりも高い価格で買い戻す」よりは良い事例に思われますが、こちらもおすすめできるものではありません。
なぜならその価格帯で買い戻した場合、売却によって支払われる税金分を考慮する必要があるからです。
例をあげましょう。
株式の場合、利益に対して約20%の税金がかかります。
10万円で株を買って、11万円で売却した場合には、1万円の利益が出ます。こちらに約20%の税金がかかるため、手元に残るのは8,000円となります。さらに、売買手数料も利益から差し引く必要があるため、利益として残るのは約7,700円となります。
こちらの銘柄を再度10万円で買い戻して11万円で売却すれば、さきほどと同じく約7,700円の利益が得られます。
ただし、投資はそう簡単にはいきません。売却後に12万円に上がってしまえば、もう一度買い戻しをしたくなりますし、2度目に10万円で購入した後、今後は9万円まで下落する可能性があります。
このように相場の値動きを予測することは不可能です。
ですが、ひとつ間違いのないことがあります。
それは売買回数が増えるほど、税金と取引手数料が差し引かれて手元に残る利益が減っていくということです。
このブログでは、投資時間収益率の最大化を目指しています。

そのため売買回数をなるべく減らして、投資に費やす時間を減少させることを推奨しています。
ですが買い戻しの価格帯を1~10%に設定してしまうと、売買回数が増えてしまいます。
細かな売買を避けるためにも、指値で注文をする際にはある程度の値幅の10~20%を設定するようにしています。
もちろん銘柄によって値動きは異なりますので適宜対応するようにしましょう。
特に暗号資産投資の場合は要注意です。
暗号資産の場合、利益確定の際には税金は徴収されていません。年末に確定申告を行い、事後的に納税をする必要があります。細かいトレードで利益を重ねている場合、手元に残った利益に加えて、予想以上の税金を支払う必要になることがあります。利益確定の際には、常に税金がかかっており、それは後日納付する必要があるということを意識しておきましょう。
※暗号資産投資の心構えはこちらの記事に記載しております。
なぜ当初の計画とは異なった買戻しを行ってしまうのか
◯欲望と向き合い、上手に抑える。
足るを知る。投資家にとって最も重要な事項ではありますが、この真理を理解するためには時間がかかります。
人間の欲望には’果て’がありません。そのため売却後の日本円の取り扱い、買戻しは入念に、慎重に行うべきです。
大前提として、投資を行う人の多くは日本円をそのまま銀行に預けておくことがもったいないと思っています。
銀行に預けるよりも良い利回り、パフォーマンスを得るために投資を行っているのです。もちろん私もその一人です。日本円で資産を保有しておくことがもったいないと感じるからこそ、常に何かの投資アセットとして資産をもっておきたいと感じてしまうのです。
※ポジポジの実を食べたポジポジ人間。なにかポジションを持っておかないと気が済まない状態に。
「ああ~~!株式か暗号資産を大量に保有していたい!!」
ですが、キャッシュポジションを減らして、リスク資産の保有割合が高くなりすぎると…
リーマンショックやコロナショックのような相場の暴落時に大ダメージを受けてしまいます…!
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売却後にその資産が値上がりするのをみるたびに、「もっと保有しておけば、より多くの利益を得ることができた。早く売ってしまってもったいない」と後悔してしまうのです。
この心理はどの銘柄でも起こりえますが、そんな時こそ、欲望を抑えましょう。
「目標価格の設定、もしくは外部環境の判断によって、現時点では利益を確定するべきだった。当初の目的は達成され、利益は上がっているので十分だ」と思うのです。
欲望を抑えることが投資で利益を上げ続けるコツです。
◯日本円の取り扱い方法
売却した金額が大きい場合、もしくは、売却した利益がある程度溜まった場合、その日本円を分散配置させることを奨励しております。例えば、日本円余力の約50%は口座に残して、指値買い注文をします。これはいわゆる買戻し用です。
残り50%は、口座内から出金し、長期投資用、IPO投資用の日本円などにしてしまうのです。
1.長期投資用
長期投資用の銘柄は、米国市場の高配当連続増配株がお勧めです。3M、コカ・コーラ、P&Gといった個別銘柄、もしくは、VTIといった市場連動型の銘柄は人気が高いです。暗号資産や小型株のようなボランタリーはありませんが、継続的に配当が入ってきます。
※おすすめの米国増配・高配当銘柄の一例

2.IPO投資用
IPO投資はInitial Public Offeringの略で、未上場の企業の株式が新たに公開されることを意味します。新規公開株を購入し、上場後に売却して利益を狙う投資法がIPO投資法です。
一般的には、証券会社を通じて新規公開株の抽選に申込、抽選が当たれば、上場後に株を売却することができます。上場後は抽選時の価格より値上がりすることが多いため非常に人気ですが、当選するのは至難の業です。
一種の宝くじのようなものですが、証券口座内に日本円余力がなければ抽選に参加することができないことが多いため、日本円余力がいかに存在するかがキーとなります。
なお、IPO投資では、抽選にずれてもポイントが貯まるSBI証券がお勧めです。
以上、2つの日本円の活用法を紹介しました。
このように日本円を活かすことで、目的の銘柄での利益確定売却が終わった後も、後悔をなるべく減らすことができるのではないでしょうか。
人間心理を理解しつつ資金を効率よく回していくことを考えましょう!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!
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2 暗号資産(仮想通貨)投資 × 株式投資
経済的に豊かになるためには、投資を行って資産自身に増えてもらうことが必須です。
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【時短投資】投資ルール確立へ。“投資時間収益率=税引後利益÷投資に費やした時間” を高める!
【クリプト投資戦略】利益を上げるために必要なことは、時期の見極め、資金管理、情報収集!
【FIAT≒法定通貨】FIATの歴史や役割を学び、お金は人を幸せにするのかを探ります。
【ミステリー】謎、夢、謀略、ロマン、ビットコインを巡る物語や小話をご紹介。
【高配当・優待株式】株式投資を学べば毎年10%以上の安定した収益が狙えます。
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おはようございます、卯月ナナヤです
【投資の美学】売却後の日本円余力の取扱い方法が利益を左右する / 資産運用(株式・暗号資産)の情報ありがとうございます!!
投資の大原則【安く買って高く売る】このことを守って投資をしていけば資産が増えていくという原理はありますが、利幅が少ない状態では確かにあとあと「あれ?プラス収支じゃなかったけ」と気づかずにマイナスを喰らっていたってことになりかねないですよね^^;
チャートとファンダ面、流れなどをうまく予想して焦らず確実なところでポジションを取って行きたいですね。
リップルはSEC問題が解決しそうで解決しないというもどかしい状況であるのでいつ解決して価格上昇していくか期待していますが、5月頃にアメリカの金利引き上げやそこから発展したQTが起こることが想定できるで今一時ポジションを軽くしてしまっているので値動きに注視して買いを入れていこうかと思ってます。
また色々読みやすくわかりやすい記事をありがとうございます!
ナナヤさん、いつもコメントいただき誠にありがとうございます!
そうですね。
売買状況を管理していないと、資産があまり残っていなかったことってありますよね。
特に仮想通貨は、翌年納税なので、利確分の税金を残しておく必要があります。
おっしゃっていただいたように金融市場は今は非常に危険ですね!
4月23日も米国市場が大暴落しておりましたし、利上げ、QTと要注意です。
私もXRPの裁判状況を見守っておりますがいつ解決するのでしょうか。(笑)