ブロックチェーン技術や暗号通貨に興味をお持ちでしょうか？
今回は仮想通貨（暗号資産）のトロン (TRX)について、紹介します。
2017年8月に発行が開始されたトロン(TRX)は、ブロックチェーン技術を活用してクリエイターが活躍しやすいプラットフォームを提供するプロジェクトです。
元々、トロン財団がその運営と管理を主導していましたが、コミュニティが成熟するにつれて、2022年7月にトロン財団は解散しました。
現在では、中央集権的な組織に依存せず、トロンDAOによって民主的な運営・管理が行われています。
この記事では、TRONの誕生から成長、技術的特徴、そして将来の展望について解説します。
これからTRONへの投資を考えている方や、既にTRONを保有している方にとって、今後の動向や投資戦略に役立つ情報になれば幸いです。
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・運営目的：投資を通じた資産形成によって、多くの人が理想の人生を追求できること
・運営主は会社員と兼業で金融ﾒﾃﾞｨｱ・YOUTUBE運営。2021年暗号資産交換業者勤務
・投資を始めたのは2016年の国土交通省勤務時代。2024年に投資総利益1000万円超え
・トッシー名義で令和の虎にも出演。自己紹介の詳細はlit.link,自己紹介記事,X(Twitter) にて
✅投資コラム⌚読了には約3-5分ほどの時間を要します。 参考記事：BITPOINTコラム トロン
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※本記事はトロン（TORN / TRX）の価格上昇を保証するものではありません。
投資はご自身の判断と責任において行ってくださいますようお願い申し上げます。
トロン (TRX) の基本概要と特徴
トロン (TRON) は、2017年8月にジャスティン・サン氏によって設立された分散型プラットフォームです。
トロンの誕生は、インターネットの未来を中央集権的な構造から解放するというビジョンを実現するためでした。
元々、トロン財団がその運営と管理を主導していましたが、トロンのコミュニティが成熟するにつれて、2022年7月にトロン財団は解散しました。
現在では、中央集権的な組織に依存せず、トロンDAOによって民主的な運営・管理が行われています。
トロンが設立された背景には、既存のインターネットサービスが少数の巨大企業に支配されている現状に対する問題意識がありました。
創設者：ジャスティン・サン氏
創立者のジャスティン・サン氏は、「情報の自由な流通」と「コンテンツクリエイターの権利保護」を目指し、ブロックチェーン技術を駆使してTRONを開発しました。
©CoinDeskJAPAN ジャスティンサン氏
ジャスティン・サン氏は、中国の名門校である北京大学を優秀な成績で卒業し、その後リップルチャイナの事務所長を務めた経歴を持っています。
また、中国の大手音楽配信ストリーミングサービスPeiWoを創業し、2017年にはTRON財団を立ち上げたことでも知られています。彼の多彩な経歴は、トロンの成功と成長に大きく寄与しています。
なおジャスティン・サン氏は、トロン財団のCEOを退いた後、WTO（世界貿易機構）の常駐代表に任命され、仮想通貨やブロックチェーン業界の発展に尽力しています。
トロンの基本情報
続いて、表を使って、暗号資産TRXの基本情報を以下にまとめました。
2024年8月時点の情報です。情報元:JVCEA 暗号資産概要説明書,コインマーケットキャップ
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | TRON |
| ティッカーコード(シンボル) | TRX |
| 日本語の名称 | トロン |
| 発行開始 | 2017年8月(ERC20) |
| 発行主体の名称 | – |
| コンセンサスアルゴリズム | トロン・プルーフ・オブ・ステーク（TPoS）
デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク（DPoS） |
| 発行可能数 | 上限なし |
| 取引単位の呼称 | 1 TRX（トロン） = 1,000,000 sun（サン） |
| 発行可能数の変更可否 | – |
| 主な利用目的 | 送金、決済、投資、スマートコントラクト |
| 一般的な性格 | 分散型の価値保有・価値移転の台帳データ維持のための、暗号計算および価値記録を行う記録者への対価・代償として発行される暗号資産。 分散型アプリケーションが動作する実行環境の役割を果たす特徴を持つ。 |
| ハッシュ | SHA-256、RIPEMD-160 |
| セキュリティ | DPoS（Delegated Proof of Stake）と呼ばれるコンセンサスメカニズムを通じて行われる。 |
| スケーラビリティ | – |
| 取引速度 | – |
| 公式サイト | https://trondao.org/ |
| 公式X(Twitter) | https://x.com/trondao |
| ホワイトペーパー | https://developers.tron.network/docs/getting-start |
JVCEA 暗号資産概要説明書 より補足
・発行暗号資産の信用力に関する説明
投票によって選出された27のSRによって、移転記録が認証される仕組みである。
ブロックチェーンによる保有・移転管理台帳による記録管理と重層化した暗号化技術による記録の保全能力
保有・移転管理台帳の公開
暗号化技術による保有者個人情報の秘匿性
PR・BITPOINT：上場企業のSBIグループが運営する暗号資産取引所です。イーサリアム・ソラナ・トロン（TRX）・カルダノ（ADA）などのステーキング機能が（利息がもらえる）あります。
投資判断の参考になる情報
私の独断と偏見を加えた、投資判断の対象となる情報をお伝えします。（2024年8月時点）
| 種別 | アルトコイン |
| 格付け | ＢB 以下 |
| 時価総額順位 | 11位 |
| 時価総額 | およそ1.8兆円 |
| 利回り | ステーキングあり |
| 取扱い・購入可能 暗号資産取引所(金融庁認可) |
BITPOINT、OKJ、DMMビットコインなど |
| 過去最高値(ATH) | 0.2＄ (約24円) |
| 最高値記録時期 | 2018年1月5日 |
| モメンタム | 強い： |
| 流動性 | 高い：時価総額順位トップ10以内 |
| 注目度 | 高い： |
| 割安性 | － |
| 下値目途 | 5～6円前後？：コロナショック後の下値(2020年頃) |
| 価格上昇期待 | トロンプラットフォームの利用拡大 |
格付けに関する記事はこちらです。
分散型プラットフォームTRONの魅力と機能
ここからはTRONの概要について紹介します。
TRONの強みは、誰でも参加できる分散型プラットフォームでありながら、高速かつ低コストでの取引が可能な点にあります。
特に、コンテンツクリエイターにとって、中央集権的なプラットフォームに依存せずに、直接ユーザーとやり取りができることは大きなメリットです。
さらに、TRONは、スマートコントラクトやDApps（分散型アプリケーション）をサポートしており、これにより、ユーザーは独自のアプリケーションを開発・運営することができます。
トロンの技術的優位性：DPoSとTPoSの詳細
TRONでは、ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムに、独自に考案された「トロン・プルーフ・オブ・ステーク（TPoS）」が採用されています。
このベースとなっているのは「デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク（DPoS）」です。
Delegated Proof-of-Stake (DPoS) の仕組みとトロンの高速取引
DPoS（Delegated Proof-of-Stake）とは、TRONが採用しているコンセンサスアルゴリズムで、高速かつ効率的な取引を可能にしています。
DPoSは、ユーザーが「代表者」を選出し、その代表者が取引を承認する仕組みで、これにより、従来のProof-of-Work（PoW）よりもはるかにエネルギー効率が良くなっています。
TRONは、このDPoSを活用し、スケーラビリティとパフォーマンスの両立を実現しています。
高速での取引処理が可能なため、大規模なDAppやサービスを支える基盤としても優れています。
TPoSによる投票システムとステーキング報酬の仕組み
TPoS（Token-based Proof-of-Stake）は、TRON独自の投票システムで、ユーザーがTRXをステーキングすることで報酬を得られます。
このシステムでは、TRXを保有することで、プラットフォームの運営に参加し、さらには報酬を得ることが可能です。
自分の資産を運用しながら、プラットフォームの成長に貢献するという一石二鳥のシステムになっています。
TPoSにより、ユーザーはTRONのエコシステムに直接関与し、その成長をサポートしながら利益を享受することができます。
暗号資産投資家のみなさんは、後述するBITPOINTや、OKJのサービスを通じて、TRONのステーキングを代行してもらうことができます。
クリエイター支援のプラットフォームとしてのTRONの可能性
TRONは、コンテンツクリエイターにとって革新的なプラットフォームとなる可能性を秘めています。
分散型プラットフォームの特性を活かし、クリエイターは自らの作品をユーザーに直接提供することができるのです。
この仕組みにより、クリエイターは中間業者に依存せず、収益を最大化することが可能となります。
TRONプラットフォーム内において、仮想通貨TRXは決済や投げ銭の手段として用いられます。
YoutubeやXなどのこれまでのプラットフォームでは、クリエイターは広告収入で収益を得るのが基本でした。
そのためコンテンツの良し悪しよりも閲覧数の多さを重視してしまい、作品や発信内容の評価は重視されないこともありました。
筆者も投資の美学名義で仮想通貨に関するYouTube配信を行っていますが、内容の良しあしと再生回数が比例していないように感じることもあります。
その点、TRONプラットフォームはユーザーが通貨の支払い先を選択するため、コンテンツの質に対する判断が主流になります。
これによってプラットフォーム内のコンテンツ全体の質を向上させることになり、結果としてクリエイターの活躍を助けることを目指しています。
また、TRONはゲーム開発の分野でも大きな可能性を持っています。
すでにいくつかのブロックチェーンゲームがTRON上で稼働しており、これにより、プレイヤーはゲーム内資産を実際に所有し、売買や交換ができる新しいゲーム体験が提供されています。
6段階のロードマップ：トロンの進化を追う
トロン (TRON)は、暗号資産の中では珍しく、しっかりとロードマップが設定されて、それに沿って開発が進められています。
TRONの成長の鍵となるのが、6段階のロードマップです。
これにより、TRONはブロックチェーン業界において確固たる地位を築いてきました。
Odyssey（冒険） 【2019年1月〜2020年6月】
Great Voyage（大航海）【2020年7月〜2021年7月】
Apollo（アポロ）【2021年8月〜2023年3月】
Star Trek（スタートレック）【2023年4月〜2025年9月】
Eternity（永遠） 【2025年4月〜2027年9月】
最初の段階「Exodus」では、TRONは分散型エンターテインメントシステムとしての基礎を構築しました。
続く「Odyssey」「Great Voyage」「Apollo」「Star Trek」「Eternity」と、それぞれの段階で新機能の追加やネットワークの強化が行われています。
たとえば、「Apollo」では、コンテンツクリエイターが自らのトークンを発行し、資金調達が可能になりました。
TRONのロードマップは、ユーザー体験の向上と新しい市場の開拓を目指しています。
最新のトロンの動向と今後の予定
TRONはその強力な基盤を活かし、DeFi（分散型金融）やNFT（非代替性トークン）の分野に進出しています。
DeFiのプロジェクトでは、TRONは高速かつ低コストの取引を実現し、多くのユーザーに支持されています。
NFT市場でも、TRONはクリエイターが自分の作品をトークン化し、世界中のファンに届ける手段を提供しています。
クリエイター支援の新しい形として、TRONはこの分野でも大きな可能性を持っています。
今後の予定としては、さらに多くのプロジェクトがTRON上で展開される見込みです。
トロン (TRX) の購入方法とおすすめ取引所
ここからは、仮想通貨TRXを暗号資産取引所で購入する方法についてご紹介します。
2021年3月にBITPOINTで国内市場に初上場を果たして以来、トロンを購入できる国内の仮想通貨取引所が徐々に増えてきています。今回は、その中から特におすすめの2社をピックアップしてご紹介します。
まず、トロンを購入できる主な仮想通貨取引所は以下の通りです。（2024年８月時点）
DMM Bitcoin
BITPOINT
OKJ
中でも特におすすめなのは、BITPOINTとOKJです。
BITPOINTではTRXを保有しているだけで、報酬としてTRXがもらえるステーキング機能が提供されています。
BITPOINTは、上場企業のSBIグループが運営する暗号資産取引所です。
ビットコインだけでなく、PoS系銘柄が豊富です。
イーサリアム・ソラナ・トロン（TRX）・カルダノ（ADA）などのステーキング機能が（利息がもらえる）があります。
まずは、国内の取引所にアカウントを開設しましょう。
本人確認の手続きが必要ですが、これによって安全に取引が行えるようになります。
アカウントが開設されたら、銀行振込やクレジットカードを使って日本円を入金し、その資金を利用してTRXを購入することが可能です。
また、OKJもお勧めです。
OKJでも同様にステーキング機能があり、安定したリターンを得ることができます。
ステーキングに関してはこちらの記事で紹介しています。
トロンのニュース
最後に、トロンに関する最新のニュースをご紹介します。
1つ目のニュースは、トロンとSECの裁判が2024年時点で進行中であるということです。
米SEC対トロン裁判で地裁がSECの反論要求を却下 トロンの証券性争点に
©2024/08/20 COINPOST
この裁判では、米ニューヨーク地裁の判事が、米証券取引委員会（SEC）の申し立てを却下しました。SECは2023年3月、未登録証券の提供・販売を理由に、トロンの創設者ジャスティン・サン氏やトロン財団などを訴えました。訴訟では、TRXとBTTのトークンが未登録証券とみなされています。
2つ目のニュースは、トロンブロックチェーンでの新たなUSDT発行に関するものです。
トロンブロックチェーン、1400億円相当のUSDT追加発行 ミームコイン取引で再注目か©2024/08/21 08:30COINPOST
テザーは、トロンブロックチェーン上で新たに10億USDT（約1,400億円相当）を発行しました。これは、トロン上の流動性を強化する目的と見られています。
ここまでTRON・トロンについて記載してきました。
この記事を通じて、トロン (TRX) の特徴や最新動向について理解を深めていただけたなら幸いです。
その他、様々なアルトコインに関する記事を執筆しています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
この記事が皆様の参考や情報収集に役立てば幸いです。
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長期資産として選択肢に入る暗号資産は以下の2種類です。
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ただし、暗号資産は値動きが大きいため、まずは資産の1%以下の少額からの保有をお勧めします。
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👉最後に
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Ⅰ 始め方 ：初心者向けに投資の基本や始め方を解説
Ⅱ 暗号資産：ビットコイン,ｲｰｻﾘｱﾑ,ｱﾙﾄ･ﾐｰﾑｺｲﾝ,用語解説,歴史,業界動向,ﾚﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ
・複利運用：レンディング・ステーキング ・株主優待
Ⅲ 戦略.ﾘｽｸ ：投資戦略とリスクを回避する情報(主 暗号資産,次 伝統資産)
Ⅳ 心構え ：投資をする上で重要な心構えとマインド
Ⅴ 納税 ：暗号資産に関する税制度や納税
Ⅵ 伝統資産：株式,貴金属,法定通貨
Ⅶ コラム ：時事・ニュース,投資,STEPN,こちら織田証券㈱※当ｻｲﾄは YOUTUBEﾁｬﾝﾈﾙ 投資の美学 ｸﾘﾌﾟﾄﾙﾊﾟﾝ(ﾄｯｼｰ)と連動しております。
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