資産の伸び率は、労働を上回る…
r>g
今回は、トマ・ピケティの有名な「r>g」という理論を使って、どのようにして富を築くかについてお話しします。
資産運用の重要性とその早期スタートの利点、そしてキャリアや人脈といった知的資産の活用法についても考えていきます。
「r>g」とは、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回るという理論で、これが格差を広げる原因とされています。
しかし、この理論を正しく理解し、活用することで、個人でも富を築くことが可能です。
この記事を最後まで読んでいただくことで、資産運用に興味がある方や、これから投資を始めたいと考えている方にとって、有益な情報になれば幸いです。
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「r>g」とは何か:不平等の根本原因を解明する
トマ・ピケティの主張:資本収益率と経済成長率の関係
フランスの経済学者トマ・ピケティをご存知でしょうか?
彼の著書『21世紀の資本』は、5,000円以上もする分厚い学術書でありながら、ベストセラーになりました。
その理由は、「豊かさを実感できない」「経済的な格差が是正されない」と感じている多くの人々に、一つの答えを示したからといわれています。
そのキーワードが「r>g」という不等式です。
「r>g」とは
「r」は資本収益率、「g」は経済成長率を示します。
ピケティは、資本主義のシステムでは「r>g」が成り立つため、資産を持っている人はますます裕福になり、労働でしか富を得られない人々との格差が広がると主張しました。
みなさんは「資本収益率」と「経済成長率」の違いを知っていますか?
簡単に言うと、「r」は資産運用で得られる利益、「g」は経済全体の成長率です。
では、なぜこの不等式が重要なのでしょうか?
それは、みなさんが将来の富を築くために知っておくべき基本的な原則だからです。
例えば、株式投資や不動産投資を行うことで、みなさんも「r」の側に立つことができるかもしれません。
ここで質問です。
みなさんは、今の自分の収入をどのように活用していますか?
もし、預貯金だけに頼っているなら、この「r>g」という不等式を活用して、資産運用を始めることを考えてみてください。
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歴史的データから見る「r>g」の実証
ピケティは、18世紀まで遡ってデータを分析しました。
その結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるのに対し、「g」の経済成長率は1~2%程度しかなかったことを指摘しています。
これが「r>g」の不等式が成り立つ根拠となるのです。
ここで重要なのは、このデータが単なる理論ではなく、歴史的な実証データに基づいているという点です。
ピケティの研究は、多くの国や時代にわたる広範なデータを用いており、その信頼性は非常に高いです。
さらに興味深いのは、この不等式が示す社会の現実です。
資産を持つ人々がますます裕福になる一方で、労働者階級は相対的に貧しくなっていくという現象です。
この状況を放置すれば、やがては中産階級が消滅し、富の不均衡がさらに拡大するとピケティは警告しています。
では、この「r>g」という不等式を、どう活かしていけばよいのでしょうか?
ピケティは、累進課税型の財産税や所得税を導入し、タックス・ヘイブンへの資産移転を防ぐために国際協力を提案していますが、実現は簡単ではありません。
ですから、私たちは自分たちの生活の中でこの不等式をどう活かすかを考える必要があります。
現代社会における「r>g」の影響:格差拡大の現実
前回の章では「r>g」の基本的な意味についてお話しましたが、ここからはこの不等式が現代社会にどのような影響を及ぼしているのかを見ていきましょう。
富裕層と労働者階級の対比:資産の世襲とその影響
あなたの周りには、親からの資産を受け継いだ人がどれくらいいますか?
実は、このような資産の世襲が格差拡大の大きな要因となっているといわれています。
ピケティは、資産の世襲が富裕層と労働者階級の間に大きな壁を作り出していると指摘しています。
富裕層の資産は世代を超えて引き継がれ、その結果、彼らは資産運用によってさらに富を増やし続けることができるのです。
一方で、労働者階級はその日暮らしの収入に依存し、資産を築くことが難しい現実に直面しています。
この状況をどう思いますか?
私たちがどれだけ努力しても、資産を持たない限り「r」の側には立てないということになります。
しかし、ここで一つのヒントがあります。
それは、自分自身の価値を高めることで資産とするという考え方です。
キャリア、ノウハウ、人脈など、自分が持っているものを最大限に活用し、将来的にそれを資産化することで「r」の側に立つチャンスをつかむことができます。
では、この格差を是正するためにどのような方法が考えられるのでしょうか?
累進課税と国際協力の可能性
ピケティが提案する解決策の一つが累進課税型の財産税や所得税です。
これにより、富裕層からの税収を増やし、その資金を格差是正のために活用することができます。
しかし、このアイデアは簡単に実現できるものではありません。
多くの国が協力し、タックス・ヘイブンへの資産逃避を防ぐための国際協力が必要となります。
ピケティの提案は現実的には難しいかもしれませんが、それでも私たち一人ひとりが何かしらの行動を起こすことは可能です。
自身で資産運用を始める
例えば、個人としてできることの一つに、早めに資産運用を始めることがあります。
「今は余裕がない」と思う方もいるかもしれませんが、少額からでも始めることで、将来的に大きな差を生む可能性があります。
資産運用を早期に始めることの利点を知っていますか?
早く始めれば始めるほど、時間の力を味方につけることができるのです。
例えば、20代で少額からでも投資を始めた場合、長期間にわたる複利効果で資産が大きく増える可能性があります。
これは、後から始めるよりも圧倒的に有利な点です。
もちろん、20代のうちは自己投資をすることも有効でしょう。
しかし少額からでも投資を行うことで、資産の面でも利益を享受することができます。
投資信託、株式、暗号通貨など、自分に合った運用方法を見つけることが大切です。
そのためには、リスクとリターンをしっかりと理解し、自分自身で判断する力を養うことが必要です。
次に、知的資産の活用について考えましょう。
知的資産の活用:キャリア、ノウハウ、人脈の資産化
資産運用と言えば金銭的な投資を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。
知的資産、あなたのキャリアやノウハウ、人脈も重要な資産なのです。
例えば、みなさんの持っているスキルや知識を活かして副業を始めたり、専門知識をブログやYouTubeで発信して収益を上げることができます。
私も投資の美学というこのブログや、YouTubeで発信活動を行っています。
自分が持っている知識や経験を収益化することで、資産運用の原資を作ることができるのです。
ここで、みなさんに質問です。
あなたが今持っているスキルや知識をどのように活用していますか?
もしまだ活用していないのであれば、それを収益化する方法を考えてみてはいかがでしょうか。
また、人脈を活用することも重要です。
ビジネスパートナーや顧客、同僚など、信頼できる人々とのつながりを大切にし、それを活かして新たなチャンスを掴むことができます。
知的資産を最大限に活用することで、金銭的な投資と同じくらい、いやそれ以上のリターンを得ることができるでしょう。
この記事を通じて、「r>g」という理論を活用し、実際に富を築くための具体的な方法を学んでいただけたでしょうか。
資産運用の早期スタートや知的資産の活用がいかに重要であるかをご理解いただければ幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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