相場はCPI発表次第…利上げか、利下げか。といった文言を聞くことが多いのではないでしょうか。
米国のCPI(消費者物価指数)は米国の消費者が購入するモノやサービス等の物価の動きを把握するための指標です。
インフレ率を分析するための最重要指標として、市場関係者からも注目されています。
この記事ではCPIが相場に与える影響について詳しく解説します。
「なぜCPIが相場(株式・暗号資産)に影響を与えるのか?」と気になっている方や、投資のヒントを探している方にぴったりの内容です。
この記事を最後まで読めば、CPIの動向を理解し、賢い投資判断を下すための知識を身につけることができますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
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米国のCPIとは
米国の消費者物価指数(CPI)参照:SBI日興証券 は、インフレーションの指標として広く利用されています。
米国国内の物価の上昇・下降等の変動を表す経済指数で、「CPI(Consumer Price Index)」と呼ばれています。発表元は米国の労働省です。
CPI(消費者物価指数)は、米国の食料品やエネルギー、家賃などの価格の変化を調査して指数化したもので、米国国民の生活水準を示す指標のひとつです。
毎月発表されるCPIの数値を過去の数字と比較することで、米国経済の力強さを紐解くことができます。
ではCPIという指標はなぜ重要で、どのような影響を与えるのでしょうか。
CPIはFRBの政策決定に影響を与える
まず、FRB(連邦準備制度理事会)について紹介します。
FRB(The Federal Reserve Board)は、米国の中央銀行制度の最高意思決定機関であり、米国の金融政策を策定・実施する重要な役割を担っています。
日本における日本銀行と同じ立場、で、日本語で「連邦準備制度理事会」と呼ばれます。
FRBの主な目標は、
インフレーション(モノ・サービス価格の上昇)のコントロールと雇用の最大化です。
このため目標達成に、政策金利の利上げや利下げの判断がとても重要になってきます。
FRBがFOMCで利上げ・利下げの判断を行う
FRBは上記目標を達成するために、金融政策を決定します。そのために開催する会合が
「FOMC(連邦公開市場委員会)」です。
年8回行われるこの会合で、景況判断や政策金利の方針が決まります。
FOMCの会合後には、声明文や議事録が発表されます。
これらは投資家にとって非常に重要な情報源となり、市場の動向を予測するために欠かせません。
※日本時間の深夜に会合が行われることが多いため、日本の投資家の方は徹夜することが多いです!
景気動向を注視し、インフレと雇用を安定化させるためにFRBは最悪のケースも想定しつつ政策を決定します。
©HUNTER×HUNTER / 冨樫義博 / 集英社
ここでの決定には、米国雇用統計や今回の主題であるCPI(消費者物価指数)が大きく影響しています。
例えば、CPIが上昇すると、インフレーションの進行が懸念され、景気抑制の利上げが検討されることが多くなります。これは暗号資産や株などのリスク資産にとってはマイナスの影響となることが多いです。
政策金利とは~景気コントロールの手段
続いて、政策金利について説明します。
政策金利は、景気や物価の安定を目的に中央銀行が設定する短期金利のことです。
この政策金利は、金融機関の預金金利や貸出金利に大きな影響を与えます。
政策金利が利上げされたり利下げされたりすると、以下のような現象が起きやすくなります。
✅中央銀行が行う政策金利と経済活動の関係
景気が悪い時には政策金利を引き下げて企業の資金調達を円滑にし、景気回復を狙います。
景気が過熱しているときは、政策金利を引き上げて経済活動を抑制します。金利が上がると、企業や個人の借り入れコストが増加します。これが結果的に経済活動を冷やす原因となることが多いです。
利上げと利下げの巧妙なさじ加減で金融政策を決定しているのです。
この仕組みは日本もアメリカも同じです。
米国の利上げ・利下げは、相場・為替にどう影響する?
政策金利の基本を理解したところで、米国の利上げや利下げが経済や相場にどのような影響を与えるか考えてみましょう。
アメリカの金融政策は日本にも大きな影響を及ぼします。
CPI上昇によって、利上げで景気抑制へ
まず、CPI(消費者物価指数)の数字がこれまでと比べて上昇していたと仮定しましょう。
この場合、中央銀行は金利を引き上げる可能性が高くなります。
金利が上がると、経済活動が停滞し、資金の流れが減少します。
これは一般的に、日本の株式市場や暗号資産市場にとってマイナス影響となることがあるのです。
なぜなら、金利が上昇すると借入コストが増え、企業の利益に圧力がかかるからです。
また金利が高いことで、株式や暗号資産のリスク資産ではなく、安全資産に資金を預ける動きも強くなります。
CPI下落によって、利下げで景気緩和へ
では、CPIの数字がこれまでと比べて下がっていた場合はどうでしょう?
この場合、中央銀行は金利を引き下げる可能性が高まります。
金利を引き下げることで、経済活動が活発化し、資金の流れが改善されます。
利下げは株価にポジティブな影響を及ぼすこともあります。
低金利環境は企業の投資を促進し、消費を活性化させる可能性が高いです。
※ただし注意が必要です!
利下げが行われるということは、消費活動が停滞し景気が悪化している状況です。利下げによってすぐに経済が回復し、株価や暗号資産の価格が上がるわけではなく、利下げ後は価格が下がることもあります。
このように、CPIはFRBの金融政策に直接的な影響を与え、その結果として株価や経済全体に大きな影響を及ぼす要因となっています。
為替相場への影響
次に、為替相場について考えてみましょう。
アメリカで金利が引き上げられると、投資家は円よりも金利が高いドル建ての運用に切り替える傾向が強まります。
これにより、ドルを買って円を売る動きが活発になります。そうなると、円安ドル高が進行するわけです。
今後、日米の金利差が広がれば広がるほど、円安はさらに進行する可能性が高まります。
円安はどのような影響を日本経済にもたらすのか考えたことはありますか?
下記記事で紹介しています。
CPIの結果が、FRBの政策金利の動向に与えるとお伝えしました。アメリカの利上げ・利下げは日本経済にとっても無視できない影響を持っているのです。
市場参加者はCPIの動向を注視し、その結果をもとに投資戦略を考える必要がありますね。
応用:投資戦略の一環としてのCPI分析
現在は利上げ局面か、利下げ局面かの把握は重要です。
CPIが変動するたびに、投資戦略を見直しているでしょうか。
さらに、CPIの動向は他の経済指標とも関連しています。
例えば、失業率やGDP成長率などの指標も一緒に分析することで、より包括的な投資戦略を立てることができます。
CPIだけでなく、総合的な経済状況を把握することで投資ポートフォリオは、より堅実なものとなるかもしれません。
インフレーション対策としての暗号資産
ここからはインフレーションと暗号資産について考えていきます。
CPIが大きく上昇し、インフレーションが進行すると私たちの購買力はどうなるでしょうか?
購買力は減少しますよね。
インフレーションが進む中、多くの投資家はその影響を緩和する方法を探し始めます。
その一つが、暗号資産への投資です。
ビットコインやイーサリアムは「デジタルゴールド」として知られていますが、皆さんはこれをどう思いますか?
当サイトではビットコインに関する記事を多数投稿しています。
CPIの変動と暗号資産市場
CPIの変動は、暗号資産市場に直接的な影響を与えることが多いです。
CPIが低下によりインフレ懸念が和らぎ、株式市場がやや上昇しました。
低いインフレ率が続くことで企業のコスト圧力は軽減されます。そのため消費者の購買力を高めます。
低インフレはFRBの利下げを早める要因となり、これが株式市場やビットコインなどのリスク資産に対する投資意欲を高める効果があります。
低インフレが続く限り、ビットコインに対する強気の見方は維持される可能性があります。
ただし、FRBの政策変更や市場の変動要因には注意を払い、柔軟に対応することが重要ですね。
相場は一寸先は闇です、常に警戒を怠らないようにしましょう!
まとめ 長期目線を忘れない
ここで、みなさんに考えていただきたいのは、短期的な価格変動に惑わされず、長期的な視点で投資を行うことの重要性です。
もちろんCPIを理解し、その変動を分析し、投資戦略を練り直すことは、賢明な投資家にとって必須のスキルではあります。
例えば、CPIの発表前に市場の予測を確認し、その結果に応じて売買を行うことなども一つの戦略です。また、CPIの変動に伴う市場の反応を予測し、その動きを利用することも可能です。
経済指標カレンダー 予想&速報(参照サイト:みんかぶ) を確認し、相場を張っている投資家の方も多いです。
ただし、当サイトはあくまでもCPIは長期の経済の動きをはかる指標と見るべきだと考えています。
CPIなどの経済指標で一喜一憂して、博打を打つべきではないというのが当サイトのスタンスです。
そのため、長期投資に関する記事を多数投稿しています。
この記事を通じて、米国のCPIが暗号資産相場に与える影響について理解が深まれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
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・暗号資産交換業者勤務歴を活かした着眼点、宅地建物取引主任者試験にも合格。
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