※当記事の初稿は2022年11月です。最新情報にリライトされていない可能性があります。BCGのゲームの最新情報は日々、更新されますので、当サイト・投資の美学のゲーム情報が昔のものになっていることにご注意ください。
暗号資産取引所FTXが2022年11月に破綻したことで、STEPNユーザーの多くが資金移動に頭を悩ませていました。
特に、FTXジャパンを経由した日本円への変換が不可能となった後、現在利用可能な最善のルートであるGMOコインを使用した円転方法について紹介します。
<当記事の要約>
起:FTX破綻でアプリ・STEPNの先行きが非常に厳しくなりました
承:資金を一度日本円に変換することも検討すべきです
転:しかしFTXジャパン経由のルートが閉鎖されました
結:現時点での最善はGMOコインルートでの日本円に変換
前回、前々回の記事でご紹介したように、
2022年11月10日、暗号資産取引所のFTXが破綻しました。
それに伴い、STEPNにも多大な影響が出ています。
・日本人STEPNユーザーの大半の資金流入ルートである FTXジャパン経由での円転が停止に
11/13時点で FTX JPにログインしようと試すも 503のエラーがでてログインできない
・そのためFTXジャパン以外のルートから円転する必要が出てきた
・FTXが支援していたSOL価格は大暴落
・靴価格も3,000円前後、SOL価格も2000円前後(2022/11/12)
STEPNはソラナチェーンを利用したゲームです。
バイナンスチェーン、イーサリアムチェーンも活用できますが、ソラナチェーンの利用者が圧倒的に多いのが現状です。
基本的には暗号資産取引所で購入したSOLをSTEPNアプリに入金して
そこで靴を買って、稼いだGSTをSOLに変えて、SOLで利益確定・出金します。
今回の記事では、この事態を受けて、
STEPNユーザーが今何をすべきかという案をご提示いたします。
もちろんあらゆる判断があります。当記事は読者様の選択の一助になれば幸いです。
※なお、FTXジャパン経由でSTEPNにSOLを入金したソラナチェーン(SOL)チェーンのユーザー様向けの情報になります。
当サイト「投資の美学~クリプト≒フリプト」について
・運営目的:投資を通じた資産形成によって、多くの人が理想の人生を追求できること
・運営主は会社員と兼業で金融メディア・YOUTUBE運営。2021年暗号資産交換業者勤務
✅BCGコラム⌚読了には約3分ほどの時間を要します。
※当サイトはアフェリエイトプログラムに参加しています。サービス・商品をPRいたします。
結論:破綻したFTXではなくGMOコインで円転
STEPNで稼いだGSTやSOLは最終的には日本円に返還する必要があります。
しかし、11月13日時点で、FTXジャパン経由のルートが閉鎖されています。
(503のエラーが出ており、FTXジャパンにログインできず)
最新情報 11月14日 深夜二時
当社におけるお客様の資産の管理状況等について FTXJP
https://help-jp.ftx.com/hc/ja/articles/12458835958681
3.当社の自己資産の状況について
- 当社純資産額 約100億円 (2022年9月末現在)
- 当社現預金 約196億円(2022年11月10日現在)
当社における日本円の出金等につきましても、システムの復旧状況等に応じて随時ご案内するように致します。大変なご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。
FTXジャパンは親会社が破産したものの、分別管理対応をしているため顧客資産は返還される可能性が高いです。(11/10の金融庁幹部の発言)
ただしFTXジャパンにログインできるようになり暗号資産入金や売買、日本円出金ができる時期は不透明です。
STEPN内の資産を日本円に返還するための
現時点での最善ルートは、国内暗号資産取引所であるGMOコインのルートが有効と考えています。
BINANCEなどの海外取引所ルートもありますが、
FTX破綻の余波で国外取引所の信任が揺らいでいることもあり、
STEPNから仮想通貨保有を始めた方にはGMOコインが最も良いと判断しました。
事案:FTX破産申請もFTXジャパンは分別管理対応
ここからはまず、事の発端となったFTX騒動についてご説明いたします。
この部分は、FTX破綻という根本の事件について知りたい方のみご覧ください。
参照元記事
FTXが破産申請、負債は数兆円規模か…ビットコインが一時5%下落
2022年11月12日(土) 讀賣新聞オンラインFTXの破綻、暗号資産では最大 債権者は10万人超、日本でも事業
2022年11月12日(土) 朝日新聞デジタル
暗号資産(仮想通貨)交換業大手「FTXトレーディング」(本社・バハマ)は11月11日、同社と約130のグループ会社が米連邦破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表しました。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると負債は数兆円規模に上る可能性があり、暗号資産業界で過去最大級の経営破綻になるとみられます。
FTXの財務面に問題があるとの報道をきっかけに信用不安が高まり、投資家が相次いで資金を引き揚げたことで資金繰りが行き詰まりました。
金融庁は11月10日、FTXジャパンに対して一部業務停止命令を含む行政処分を出し、利用者が預けている資産の保全を求めています。
※マメ知識:FTX Japanとは
FTX Japanは東京都に本社を置き、「暗号資産交換業者」および「第一種金融商品取引業者」として金融庁に登録されている企業です。
FTXの日本展開は、22年2月に暗号資産交換業者「Liquid by Quoine」の買収計画が発表されたところから始まりました。22年6月にサービスの移管が完了し、FTX ジャパンがオープンしました。参照記事:FTXによる当社親会社の買収について
https://support-jp.liquid.com/hc/ja/articles/4424001757453-FTX%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%BD%93%E7%A4%BE%E8%A6%AA%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
<ニュースの着眼点>
FTXジャパンに預けている日本顧客の資産は返還されるのか
<回答>
11/12時点での金融庁の回答「資産は返還される可能性が高いが、時間がかかるかもしれない」
金融庁は、同社が親会社のFTXとは別に顧客の資産を管理、保全しており、「日本の顧客の資産がなくなることは考えにくい。時間はかかるかもしれないが、資産が返還される」(幹部)とみていると述べています。
このニュースから読み解けることは2つです。
・FTX本社(米国)とは別に、FTXジャパンは顧客資産を分別管理しているため返還可能性が高いこと
国内暗号資産取引所は、法令において顧客の資産は会社と分別管理を義務付けられています。
・ただしFTXジャパンの資産状況は金融庁でも詳細に把握しておらず詳細な返還時期は不透明です。
なお、2018年のコインチェックのハッキング事件の際には顧客資産は、約2か月後に戻ってきています。
※マメ知識
日本では、大量の仮想通貨が不正流出した2018年1月のコインチェック事件や、同年9月のZaif事件を受けて、暗号資産交換業者による顧客資産の管理方法が厳格化されました。
2020年4月に施行された「改正資金決済法」では、顧客の仮想通貨をコールドウォレットなどで管理すること、交換業者の倒産時に「預かり資産を顧客に優先的に返す」ことなどが暗号資産交換業者に対して義務付けられています。
STEPNの状況 しゅんさんの動画にて
STEPNの状況に関しては、
11月12日のしゅんさん(YOUTUBER)の動画が非常にわかりやすいです。
STEPN(ステップン)S国vs B国格差発生!FTX/アラメダリサーチ破綻、崩壊後の立ち回り!〜今後の靴価格は?
ご本人様から許可をいただきましたので、動画と動画内の画面を一部を埋め込みさせていただきます。2022年 11月 12日の情報です。
STEPN最盛期(22年4-5月)の
スニーカー10万円、SOL1万円、GST300円前後に比べるととてつもなく暴落しています…
現状把握:FTXジャパンはログインできず。
冒頭で紹介したように、
11月13日にFTXジャパンからログインを試みたところ、
503 の番号が出てログインできませんでした。
カオスが極まる…
FTXジャパン からは全て円転してたはずやけど
動画・ブログ作成のためにログインしてみようとすると…
503 の番号が出てログインできず…
他の自分のメインの取引所がログインできなくなったらと思うと顔面蒼白…仮想通貨は取引所などの分散が大事ですね。 pic.twitter.com/m7XlbUfHSZ
— クリプトッシー⚾️投資の美学 (@CryptoRupin) November 13, 2022
そのため、現時点ではFTXジャパン経由のSTEPNの円転は実行できません。
STEPNアプリ内の確認
皆様においては、まずSTEPNのアプリを開いて、
そして資産がどの暗号資産で3種類のどれで保管されているかを確認しましょう。
SOL
USDC
GMT
なお、通貨ごとに外部に出す方法は異なります。
銘柄 | 外部出金先 |
SOL | ×FTXジャパン
〇GMOコイン(国内暗号資産取引所) 〇海外取引所 ×メタマスク |
USDC | ×FTXジャパン
×GMOコイン(国内暗号資産取引所) 〇海外取引所 〇メタマスク |
GMT | ×FTXジャパン
×GMOコイン(国内暗号資産取引所) 〇海外取引所 ×メタマスク |
FTXジャパンの口座しか保有していない方には、GMOコイン経由での円転をお勧めいたします。
なお、追加投資という選択もありますが、私個人としてはリスクが高いため追加投資は推奨しておりません。
FTX破綻によって暗号資産に信用不安が広がっており、STEPNの先行きも不透明になっております。
対応① STEPNから資金を引き揚げる方法
まずはSTEPNとどう付き合うかを考える必要があります。
1 STEPNを完全引退するため全てのSTPEN内資産を出金する
2 STEPNを継続するが、できる限りのSTPEN内資産を出金する
3 STEPNを継続し、現時点では出金しない
※現在、STEPNでは靴を売却する際にHP(ヘルスポイント)が満タンでなければ売却できません。
1もしくは2を選んだ方はSTEPNから資金を引き出す方法を選びます。
それにはいくつかの方法があります。
方法 | 問題点 |
1 FTXジャパン経由で出金
(SOL限定) |
FTXジャパンが正常に営業再開される時期が不透明 |
2 GMOコイン経由で出金
(SOL限定) |
GMOコインを開設する手間がかかる |
3 その他海外取引所経由 | 海外取引所を開設する手間がかかる。円転する際には別の日本の取引所が必要 |
4 メタマスク経由 | メタマスクを開設する手間がかかる。円転する際には別の日本の取引所が必要 |
この記事では、最も手間が少なく、金融庁が認可している日本の暗号資産取引所であるGMOコインを開設し、SOLをGMOコインに送付することを推奨しております。
対応② 引き上げた資金の活用
最後にSTEPN内の資金を日本の取引所に引き上げた際の対応について考えます。
策 | リスク | リターン |
1 SOLで保有したまま | ・価格下落の可能性あり
FTXが押していた暗号資産 アラメダリサーチの売り圧(1500億円) なお、回復するにしても相当の時間がかかりそうです。 |
価格上昇の可能性あり。
・FTXが救済される(FTTの値動きに注意) ・SOL詰まり問題が解消され、 ・SOLをGoogleのコラボ
|
2 USDC・DAIなど(ステーブルで)保有する | ・価格下落の可能性あり
円高になれば日本円資産は目減りします。 |
価格上昇の可能性あり
円安になれば日本円資産は増えます。 |
3 即座に日本円に戻す | ありません。
ただし損失確定となる可能性が高いため心理的な影響があります。 |
ありません。 |
4 BTC・ETHなど他の資産で保有する | 価格下落の可能性あり
|
価格上昇の可能性あり。
|
最も無難な選択肢は、即座に日本円に戻すことです。
GMOコインの場合は日本円出金手数料が無料であり、1~2営業日後には銀行口座に日本円が振り込まれます。
最も悪手だと感じているのは「SOLで保有する」ことです。
SOLは2021年バブルで100倍以上の高騰をした暗号資産ですが、それはFTXからの支援があったことが影響しています。
FTXが破綻した今、SOLに対する支援は揺らぎ、投資家からは大きな売りが入っています。
次のバブルを見据えてBTC・ETHに集中させる
私自身が行っているのは、ビットコイン BTC イーサリアム ETHに資産を集中させることです。
2022年10月あたりから私はアルトコインの売却を進めて、BTC・ETHを中心としたポートフォリオに組み替えています。
※参照記事はこちらです。
FTXの破綻は非常に厳しい事件であり、仮想通貨市場は真冬となりました。
しかし、この事件はビットコイン、イーサリアム、STEPNに起きた事故ではありません。
そのため私は、STEPNはコツコツと続けます。そして、少し稼いだ分は、時価総額が大きく比較的安心できるビットコインとイーサリアムで保有します。
これは2018-20年の私の実体験です。仮想通貨の冬と呼ばれる閑散期の間にBTCとETHをひたすら買い集めて、じっと耐えて、一部は取引所、一部はレンディングに回して、冬の時代が過ぎるのを待ちました。
すると2021年のバブルでBTCとETHの価格上昇の恩恵を受けることができました。
※参照 Messari 2011年~2022年9月までのビットコイン価格推移
これは私自身のバイアスがかかった考えですが、
「投資は退場した時にすべてが終わる」と考えています。
FTX破綻で損失が出ておりますが、退場しないで生き残り、投資をし続けるかが、後々の資産形成に大きく影響すると考えています。
余剰資金の範囲内であれば、STEPNの残り資金はBTCかETHにしておこうと考えているのがその理由です。
私のこの考えが、皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。
【私が利用している取引所、レンディング事業者の中で特にメインで使っているサービスのご案内】
・GMOコイン
-東証一部上場GMOインターネットグループ運営-
◎板取引で売買できる銘柄数が多い
◎暗号資産・日本円ともに、出金手数料が無料!
◯東証一部上場の子会社のため財務が健全・コインチェック
マネックスグループが運営しており安心度が高いです。
板取引対応の暗号資産が少ないため、BTCのみトレードしております。・ビットバンク
トレード画面が見やすく、板取引対応の暗号資産が多いです。
私はMATIC、XRPを中心にアルトコイントレード用で利用しています。・BITPOINT
-上場企業リミックスポイント運営 新庄剛志氏がCM出演の取引所-
◯貸して増やすサービスが豊富。
△取引板が薄い。TRX、JASMY、ADAは販売所のみ。(2022年1月時点)BitLendingにて暗号資産を貸し出して複利運用しています。
経済的自由を得て、充実した人生を目指す皆さまを応援するために、真摯にサイト運営を行っています。ただし、記事はサイト運営者である私の意見や視点ですので、参考程度にご覧ください。理念やサイトマップは、トップページに記載しております。
なお、記事には投資アドバイスや推奨は含まれておりません。全ての投資や取引にはリスクが伴います。投資のご判断はご自身の調査に基づいて行ってください。特に仮想通貨市場は予測が難しく、値動きが激しいため、投資は自己責任でお願いします。
※記事にはPR・アフィリエイトが含まれています。※当サイトの案件の取り扱い方針
👉最後に
当サイト”投資の美学 クリプト≒フリプト”では、投資を楽しんで続けるための豊富な情報を発信しております。以下より、興味のある記事を探してみてください!【記事カテゴリ】
Ⅰ 始め方 :初心者向けに投資の基本や始め方を解説(株式投資・暗号資産)
Ⅱ 暗号資産:ビットコイン,イーサリアム,アルトコイン,歴史,用語解説
Ⅲ 戦略.リスク :投資戦略とリスクを回避する情報(主 暗号資産,次 伝統資産)
Ⅳ 心構え :投資をする上で重要な心構えとマインド
Ⅴ 納税 :暗号資産に関する税制度や納税
Ⅵ 伝統資産:株式,貴金属,法定通貨
Ⅶ コラム :時事・ニュース,投資,BCG,STEPN,こちら織田証券㈱※当サイトは YOUTUBEチャンネル 投資の美学 クリプトルパン(トッシー)の台本となります。
【ブログランキングにも参加中】応援していただける方は、タップ・クリックのほどお願いいたします!
みなさまのエールが記事作成の励みになります!
[…] 【STEPNユーザーのTODO】FTX破綻のため円転ルートをGMOコインに変更検討 […]
[…] 【STEPNユーザーのTODO】FTX破綻のため円転ルートをGMOコインに変更検討 […]